就職したけれど、思っていた仕事内容じゃなかったり、上司とどうしてもウマが合わなかったり。
入社してそれ程経っていないのに、「もう辞めたい!」と思う職場ってありますよね。
でもこんな短期間で辞めて良いのかな?と、悩まれている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、
- 短期離職で辞める前に考えるべき選択肢
- 短期離職のリスクと注意しておきたい事
- 次の就職に向けた、短期離職した理由の伝え方
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こちらの順番でご紹介していきます。
実際に2012年から海外で暮らし、日本と海外でも6年以上人材関連の仕事をしていた私の知見を交えてご紹介していきますね。
なお結論から言いますと、辞めても大丈夫です。ただ次を選ぶときにはしっかりと専門家の意見も吟味してきめましょう。
目次
入社1ヶ月でも短期離職できる?辞める前にあらゆる選択肢を
![別れ道の選択の画像](https://thaisharehouse.com/wp-content/uploads/2018/08/wakaremichi.png)
本当に合わない会社というのは、例え入社1ヶ月でも我慢の限界がきてしまうものです。
けれどもそんな短い期間で「辞める」と言っても許されるのかどうか、不安になりますよね。
まずは短い期間でも辞められるのか、また、辞めると決断する前に考えるべき選択肢をご紹介します。
入社1ヶ月や試用期間中でも辞められるのか?
結論から言えば、入社1ヶ月でも、例え試用期間中でも、辞める事ができます。
なぜなら、民法627条にも「退職申請すれば2週間後には雇用契約を解除できる」とあるからです。
但し、注意しなければいけない点があります。
それは、退職についての規定が、就業規則にある場合です。
民法には「2週間後には」とありますが、この場合は就業規則に記されている期間が優先されます。
ちなみに退職を届け出てから、1~3ヶ月の期間となっている企業が多いです。
つまり、短期間でも試用期間中でも会社を辞める事は可能ですが、即日退社はできません。
そこは、理解しておきましょう。
短期離職の理由にはどんなものがある?
短期離職したくなるのは、決して珍しい事ではありません。多くの人が悩みながら、毎日出勤しています。
では短期離職したくなる理由には、一体どんなものがあるのでしょうか?
代表的なものとして、以下のような理由が挙げられます。
- 人間関係に不満
- 時間外労働が多い
- 社風・体制に不満
- 労働の環境が悪い
- 給料が安い
![みんなが会社を辞める理由](https://thaisharehouse.com/wp-content/uploads/2019/09/yameru-riyuu-kaisya.jpg)
参照:nicovideo
辞めたい理由の中でも圧倒的に人間関係が1番多いですね。次にブラック環境。
ただむしろ気を付けつけるべきはグレーな会社だよね~。緩やかにあなたの人生をダメにさせていく会社。
JR津田沼駅、入場規制で長蛇の列「2キロくらい並んでいた」の声も
台風15号の関東通過で交通機関に乱れhttps://t.co/VN2usTeCO2— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) September 9, 2019
いまは良くても将来が危ないですよね。給料の伸びも悪く、将来40代や50代になってから肩を叩かれる。
その頃にはもうあなたは転職できるスペックではないですよね。
人間関係については、これはどこに行っても生じる問題です。それであれば、少しでも我慢してもいいと思える環境に移るしかありません。
短期離職する前にあらゆる選択肢を考えよう
短期離職をしたいと思っても、勢いで辞めるのではなく、まずは冷静に考えてみる必要があります。
損をしないように。自分の為にどうすべきか、という事ですね。
あらゆる選択肢を考えた場合、とるべき行動としては以下の3つに分かれます。
- 我慢して辞めずに働き続ける
- 在職中に転職活動をする
- 退職してから再就職先を考える
この中のどれを選ぶべきかは、『辞めたい理由』や『やりたい事があるかどうか』等で決まります。
どの選択肢がどんな場合に合っているのか、見ていきましょう。
我慢して辞めずに働き続ける
この選択肢は辞めたい明確な理由がなく、「仕事が自分には合っていない気がする」等の場合です。
仕事が思っていたものと違っている等の場合も、もう少し様子を見てみるのも良いかもしれません。
なぜなら短い期間では、その仕事が本当に合っているかいないかの判断が難しいからです。
できない、無理だ、と思っていた仕事が、ある日気付けばできるようになっている場合があります。
その喜びと達成感は、自分の自信につながっていきますよ。
在職中に転職活動をする
思っていた会社じゃなかった時や、辞めてやりたい事が明確に決まってない場合におすすめの選択肢。
なぜならば、余裕のある状態で次に入る会社を決められるからです。
複数の転職先と今の職場を比較して、検討する事もできますよね。
焦ったり妥協せず、納得して次の転職先を決める事ができます。
退職してから再就職先を考える
やりたい事が明確に決まっている場合は、この選択肢が良いでしょう。
なぜなら、今の会社で無理して働いている期間がもったいない場合があるからです。
やるべき事がはっきりしていて、尚且つ覚悟もしっかりとあるならば、すぐにでも辞めましょう。
短期離職にはリスクもある!注意しておきたい事は?
![短期離職にはリスクもある!](https://thaisharehouse.com/wp-content/uploads/2019/09/yinyou-hikaritokage-mizu-hono.jpg)
短期離職をする前に、冷静に考えるべきだという事はすでにお伝えしました。
それは、短期離職にはどうしてもリスクが伴うからです。
具体的にはどんなリスクがあるのか、ご紹介していきますね。
再就職が厳しくなる
次の転職先の面接官が注意して見るのは、どんな仕事をしていたか、どれだけ勤めていたかです。
短期離職の場合は、「短い期間で仕事を辞めた」事が注目されます。
と思われてしまうのです。
そしてそれは、目先の転職にだけ影響が出るのではありません。
短期離職が積み重なれば、転職回数が積み重なり、長期で見てもネックとなります。
将来の転職にも影響が出る事を、理解しておきましょう。
再就職に苦戦する短期離職の理由
短期離職するには、それなりの理由があります。同じ条件でも再就職にうまくいく人といかない人がいるんですよ。
大きな差は転職先の面接官に悪い印象を与えてしまったどうか。面接時にマイナス評価となる例をご紹介しますね。
先輩や上司が教えてくれない
自分をきちんと教育してくれない事に不満を感じ、退職する場合です。
この場合は、「それをするのが先輩・上司として当たり前」と考えてしまっているふしがあります。
そして第三者には、自分勝手な印象に映るのです。
と、疑問に思われてしまう事もあります。
もっといい会社があると思った
他の人の話やネットの情報等に影響を受け、もっと良い会社があると思ってしまうパターンです。
他の会社の良い部分と自分の会社の悪い部分を比べ、「あっちの方が良い会社」となっています。
自分の会社の良い部分も探し、見つけておきしましょう。そして悪い部分は、なんとか改善できないかを考えてみます。
やるだけやった事を伝えられた方が、次の会社へ転職する時にも役立ちます。
ただそれを面接の場で言ってしまうのはダメですよって話です。良いの定義は人によっても違います。
会社におんぶしてもらうだけの人材はいらないよって思われてしまいますからね。
前の会社は向いていないと思った
入ってすぐに仕事ができる人はいません。
また、向いていないかどうかは、短い期間では分かりませんよね。
例え経験者であっても、以前働いていた会社とは違っている事も多くある筈です。
「いきなりできる事なんてない」「できない事の方が多い」と理解しておきましょう。
学んでいく姿勢が、スキルアップへの近道となります。
自分がやりたい事ができなかった
自分のやりたい事があり入社したものの、その仕事をさせてもらえず離職する場合もありますよね。
いきなりは、自分の望む仕事をさせてはもらえないことの方が多いです。
けれども後々はしてもらおうと、会社側が考えている可能性もあります。
まずは与えられた仕事を頑張って、実績を上げていく事が近道とサラリーマン部長などは考えています。
前の会社で内定率を〇〇%、離職率〇〇%下げる施策としてこんなことしました、とか。営業で●●%毎年達成しました、とか。
ましてやこれが学生の場合はそんな経験がない人が圧倒的なので、そりゃあ文句は言えませんよねと。
辞めた会社以上の会社に入れない事も多い
転職した経験がある方なら、実感している方も多いでしょう。
転職しても、元々いた会社レベルか、それ以下の会社に転職となる事もあります。
今の日本は、全体的に転職に対する心理的なハードルが下がっています。
すぐに「やめてしまおう」と思ってしまいがちである事も、自覚しておきましょう。
今の会社より下の会社に転職する事になるかもしれない、、という事は覚悟しておく必要があります。
次の就職に向けて!短期離職の理由はどうするか
![短期離職の理由はどうするか](https://thaisharehouse.com/wp-content/uploads/2019/04/shikou-dansei-suits.jpg)
短期離職した事実は、どうしても面接官にマイナスの印象を与えてしまいます。
それを、「うちでは頑張ってくれる筈だ」と思ってもらわなくてはいけませんよね。
そう思ってもらうにはどうすれば良いか、お伝えしていきます。
会社が100%悪い事はほとんどない
自分としては会社が100%悪いと思っていても、第三者がそう受け取るとは限りません。
誰が聞いても「それは会社が一方的に悪い」という理由なら、そのまま伝えてもOKです。
あとは残業だけで200時間近く働かされていましたとかね。
けれども、残念ながらそんな事は稀にしかありません。特に面接官は、雇う側の立場の人間です。
会社を一方的に悪く言う事は、厳しい目で判断される事になると認識しておきましょう。
退職理由を伝える時は
まず、前の会社の不平不満を言わないようにしなくてはいけません。
そして自分にも落ち度があったと素直に認め、反省していると伝える事も大切です。
全力でやった事、けれどもやむを得ず転職活動をしている事を伝えましょう。
前の会社で学べた事を伝え、自分ができる事、やりたい事をアピールします。
そして新しい環境でチャレンジしたい理由と熱意を、しっかり伝えるようにしましょう。
営業じゃなくてもできますよね。人事なら採用率とか。経理なら作業時間の短縮とか。
企業から評価される転職理由の伝え方は?
評価されるよう伝える為には、まずは退職に至った要因を整理しておきましょう。
そしてその要因を1つ1つ、解消できる具体的な方法も決めておきます。
更にその方法をすでに実行している、もしくは実行予定であるところまで詰めておきましょう。
自分の落ち度がどこだったか理解できている事、失敗を分析して次に繋げられる事。
これらを意識して、就職活動に臨むようにして下さい。
次の会社を選ぶなら伸びている業界にするべし
少しでも稼げる可能性がある会社に入ることかな。ある程度稼げる環境であれば、ストレスも減るしね。
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少しでも伸びている業界への転職可能性があるのか?そういったことも一緒に考えてくれますよ。
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短期離職する時に注意したい事:まとめ
今回紹介した記事をまとめます。
- 入社1ヶ月や試用期間中でも退職はできるが、冷静になる必要がある
- 短期離職には、再就職が難しい、辞めた会社以上の会社に入れない事も多い等のリスクがある
- 短期離職の理由を伝える時は、自分にも落ち度があった事、失敗を次に繋げられる事をアピール
- 転職するならエージェントを活用し、少しでも良い給料がもらえる業界へ入る
ご紹介したように、短期離職には様々なデメリットが伴います。
まずは冷静になって、どうするべきか考えるようにしてみましょう。
そして離職を決意したならば、今回の記事も参考に、今より良い環境になるよう行動していきましょう。
仮に案内受けた企業に行かなくても、自分にはどのくらいの可能性があるのか?わかりますからね。
市場における自分の立ち位置をしっかりと確認しておきましょう。
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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