いっそのこと退職してからやりたいけど
給料が出ない以外にも何かデメリットってあったっけ?
もう仕事を辞める!と思っても、生活していかなければならないですし、急に辞めるのも難しいですよね。
とはいえ現在の仕事が忙しければ忙しいほど、転職活動の時間を取るのが難しい。
早く逃れて次の職場に全力を注いだほうがいいのでは?と頭をよぎったり。
ただし結論から申し上げますと、それでも在職中に転職活動をしたほうがメリットが大きいです。
本日は在職中の転職活動のメリット・デメリットとその効率的なやり方をお伝えします。
2012年から海外で暮らし、日本と海外でも6年以上人材関連の仕事をしていた、私の知見を交えてご紹介していきますね。
仕事は手段にすぎないので、それで身体を壊していたら本末転倒です。
まずは辞める。そして転職エージェントを利用して、とっとと新しい職場に移りましょう。
目次
在職中に転職活動を行うメリット
私は在職中の転職活動と退職後の転職活動の両方を経験したことがあります。
やってみてわかったのはメリット・デメリットはもちろんあります。
しかしそれでもメリットのほうが大きいのでそちらをオススめしています。
在職しながら転職活動を行うメリットは以下の5点です。
- 生活資金の心配をしなくてよい
- 万が一の時はやめないという選択肢がとれる
- キャリアブランク(離職期間)
- 社会保障の手続きを自分でしなくても良い
- 内定が決まっていれば辞めやすい
生活資金の心配をしなくてよい
1番はこれですね。収入が途切れることが無い安心感は強いですよ。
生きていくためのお金に心配がある状態で転職活動を行うと、どうしても焦りが出てきちゃうんですよね。
まぁ貯金が2,000万円ある人とかは別ですけど、そうじゃない人はやはり日々の生活費を稼いでおく必要があります。
それに転職活動中は地味に経費がかかりますので、普段の⽣活に比べてお金が飛んでいきます。
生活費に加えて面接のための交通費、応募書類のプリント代、身だしなみを整えるための費用などなど。
在職中ならお金の心配も減り普段通りの生活を送ることができます。
長期的な視点で活動することができ、微妙な求人を捕まえる心配も減りますよね。
万が一の時はやめないという選択肢がとれる
次回のボーナスまではいったん活動をやめておくか。
在職中なら良い求人が無ければ転職しないことも可能ですよね。
自分が求める環境を手に入れることができない場合、無理をして変える必要はありませんから。
それでに転職活動って1日2日で終わるものではないです。会社(自社、転職先の会社)も自分自身も環境が変わることも考えられます。
在職中の転職活動であれば、現職にとどまる選択肢が残されているのは大きいですよね。
キャリアブランク(離職期間)を防げる
離職期間が長い応募者に対して、企業はあまり良い印象を持たないんですよね。
最近はそうでもない企業も徐々に増えてますが、空白期間の理由の説明があいまいだと、印象が悪いのは仕方のない事実ではあります。
人によっては働かずにプライベート(勉学、趣味、育児、etc)を優先する時間があってもいいと思う派です。
ただ企業側からすれば、長く社畜のごとく辞めずに働く人材が欲しいってところですね。
まぁ長期にわたって現場を離れると、どうしても「仕事の勘」が鈍りますからね。
社会も急速に変化していくので、その中で何もしない時間が長い=ついていくので精一杯と思われても仕方ない部分はあります。
そういう意味では、現役の会社員のほうが安心感はありますよね。
キャリアブランクという考え方もだいぶ変わっていくはずですよ
いまのうちから副業としてはじめておくのはいいですよね。
内定が決まっていれば辞めやすい
人によっては引き留めに合う可能性もあると思います。
上司は自分の仕事が増えるし、マネジメントができていないと評価が下がる。
会社としても求人コストや教育コストが新たにかかるので、やめてほしくないケースが多いかと。
そんな時にまだ次の仕事が決まっていないと、色々と辞めづらくなるようなことを言ってくるでしょう。
ただ次が決まっていれば、どんな言葉で言われても振り切る覚悟もしやすいです。
なお、退職を伝えると
だから引き続き頑張ろう!
こんな話を振られる人もいます。この期に及んでこういうことを言ってくる会社はそもそもどうなの?って思いますけどね。
どんだけ搾取してたのよ?って話ですからね。基本的には条件に惹かれても残ることはオススメしません。
条件が良いから残ったという噂は広がりますし、
周りとの軋轢を生みかねないです。
社会保障の手続きを自分でしなくてOKになる
社会保険(労災保険、雇用保険、年金や健康保険)は、職場を通じて加入する仕組みですよね。
また、所得税や地方税は、職場が給与から天引きして一括納入すると法律で決まっています。
ですので職場を変わる際にはこれらの手続きが必要となります。
再就職するまでに2週間以上の離職期間がある人の場合は、自分で行わなければいけない手続きが多くなりますね。
転職先が決まっている場合 | 転職先が決まっていない場合 |
転職後、総務に必要書類を提出 | 自分で手続きを行う |
源泉徴収票 | 地方税(普通徴収)の納付 |
年金手帳 | 国民年金の加入手続き |
雇用保険被保険者証 | 健康保険の選択と加入手続き |
健康保険被扶養者異動届(扶養義務のある方) | 離職票を会社から発行してもらう(失業手当の受給資格の確認と手続き) |
在職中に転職活動を行うデメリット
在職中しながら転職活動を行うデメリットは以下の4点です。
- 時間の確保
- スケジュール調整
- 内定後の入社日の調整
- 疲れて目的を忘れる
時間の確保
現在の仕事と並⾏して活動するため、とにかく忙しいということが挙げられます。
仕事が終わった後のプライベートの時間を利用して活動を行うわけですが、残業が多かったりする場合はしんどいですね。
有給休暇を取れればまた違ってきますが、時間が足りないと企業研究や面接の準備が不十分になりがちです。
気が焦って「とりあえず応募する!書類を出す!」ことが目的になりかねません。
書類のクオリティが雑になったり、求人情報を見極める判断力が鈍ってしまったり、面談の準備ができてなかったり。
焦らず1社1社に対応していければ、準備もしっかりできますよ。
スケジュール調整が難しい
応募先企業への即返信、提示された面接日程の調整など在職中だと時間の調整がつかないことがあります。
今の職場が休みが取りづらい環境であったり、残業が日常茶飯事で発生する職場だと、そもそも選考に行けなかったり。
企業によっては平日以外や勤務時間外の面接に対応してくれる場合もありますが、まだまだ少ないですよね。
なので面接の際には有給を使ったり、早退して対応する人も多いですよ。
また面談も最近ではオンラインでもやってくれる企業が増えてきていますね。
先方まで行かずに面談できる環境も徐々に増えてきています。
内定後の入社日の調整
内定をもらっても引き継ぎが難航し、入社日が大幅にずれ込んでしまうリスクはありますね。
その場合は内定取り消しになるケースがあります。目安としては内定後1~2カ月での入社でしょうか。
直接伝えづらいことも、彼らの力を借りて、入社日を引き延ばしてもらうのがベターです。
日々の仕事って精神的にも体力的にも疲れますよね。最低でも8時間は拘束されますので、見えない負担は増えています。
転職活動は普段と違う活動を勤務時間外にしなければならない行為です。
基本的に自分のことですからね。誰からも叱咤激励されるわけではないです。
疲れていると「やる気」を維持するのが難しくなり、転職のモチベーションも下がり、途中で挫折してしまう恐れはあります。
そこはしっかりと明確にしておきましょう。
今いる職場が願いを叶えられない環境であるなら、歯を食いしばって叶える環境に動く努力が必要ですよ!
転職活動の流れ
どうやるんだっけな・・・
転職活動が初めてという方もいらっしゃると思います。ここではオーソドックスな流れをご紹介しておきますね。
まずは自分の経験やスキルそして希望職種を考慮し、転職企業の情報収集や転職の目的を整理します。
転職に対して考えが整理されていなければ、目標ややるべきことが明確にできません。
転職活動の準備不足は、ゴールを見失い転職活動の長期化を招きかねません。
無駄のない転職活動のためには、転職成功に求める条件を明確に設定することがポイントです。
応募書類の作成
求人企業への応募にあたり、履歴書や職務経歴書の作成しておきましょう。
特に職務経歴書は、書き方によって書類選考の結果への影響が出るとても重要な書類です。
例え同じような経歴を持つ人材でも、アピールポイントや書き方によって合否が別れることも多々あります。
採用担当者から見て「魅力的な人材」に見えるよう、応募書類の書き方を工夫することがポイントです。
面倒でもアピールポイントの見せ方を変えるだけで、書類に通りやすかったりしますよ!
求人応募
希望の職種や勤務地そして給与面等の条件を考慮して、求人企業への応募を行います。
せっかく応募するのですから、自分が希望する条件やイメージの企業に応募したいですよね。
しかし求人サイト上の情報だけでは、企業の真の姿はなかなか掴めません。
いざ面接したら「思っていたイメージと違う」ということは良くあります。
面接
面接では身だしなみや言葉遣い等の基本的な社会人のマナーはしっかりと押さえておく必要があります。
そして志望動機や転職理由等、想定される定番の質問への適切な回答はしっかりと準備しておきましょう。
その他にも自分の魅力をアピールする対策も立てておけば高評価に繋がります。
鏡を見ながら3回くらいやっとくだけでも、だいぶ違いますよ
内定、退職手続き
企業から内定の連絡が来たら、再度労働条件をチェックした上で入社の意志を連絡しましょう。
転職後「こんなはずじゃなかった」という事態になる可能性を潰していくことで、転職の失敗を防げます。
また在職しながら転職をする場合、既存の会社への退職手続きが内定のタイミングで出てきます。
円満退社のための既存の職場への気遣いや退職に係る事務手続き等退職することは意外と大変です。
仕事の引継ぎが難航したり、強引な引き止めにあったりして退職が遅れる事例も多くあります。
在職しながら転職を成功させるためには、退職手続きをスムーズに進めることも重要です。
エクセルでまとめておくだけでも、だいぶ楽ですからね。
さて、ここまで読んで不安になった方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。
そんな人のために転職活動をサポートしてくれる転職エージェントがあります。
いずれも無料で使えますので、利用しないと損ですね。
在職しながら転職するなら、転職エージェントを利用する
在職しながらの転職活動は既存の仕事と転職活動で多忙を極めます。
そんな中「転職のプロ」である転職エージェントを活用することで転職活動の効率化が図れますよ。
転職エージェントを利用することにより受けられる一般的なサービスは以下の通りです。
- 自分に最適な求人とのマッチング
- 応募書類の添削や面接対策
- 応募企業の面接等のスケジュール管理
- 給与交渉、内定手続き、退職手続きのサポート
先述した転職手順で挙げられた課題は、転職エージェントの活用で一手に解決できます。
なお、この世にはたくさんの転職エージェントが存在しており、転職エージェントによりサービスや強みは異なるんですよね。
なんでもかんでも登録すればいいってもんでもないんです。
あなたにとって最大のメリットが得られる転職エージェントを選ぶことで、転職成功が更に近づきます。
おすすめの転職エージェントをいくつかご紹介しておきますね。
20代の転職の味方!転職の満足度も高い:ハタラクティブ
ハタラクティブは第2新卒の方や比較的キャリアが若い方におすすめです。内定後もしっかりとフォローをしてくれます。
既卒やフリーターなどの未経験者に特化しているエージェントです。転職成功率も80.4%!!
転職サポート実績は15万人以上という驚異の数値。
きちんと優良な企業を紹介していることを裏付けていますね。
最短2週間で内定獲得できちゃうんだって。
ハタラクティブの担当者からの連絡なので安心して相談してみてください。
年収UPを狙うなら:ビズリーチ
自分の希望に合った転職をしたい人が、もし1社だけ選ぶならビズリーチがおすすめです。
ビズリーチがおすすめな理由は以下の3つ。
- 担当コンサルタントを自分で選べる
- 約3人に2人が年収UP
- 企業への交渉力が高く、内定率が高い
20~30代で年収500万円、40代で600万円以上ある方や、管理職などのマネジメント経験、上級専門職などに就いている方に特におススメです。
こういう方は、ビズリーチに登録しておけばまず間違いはないですね。
高い年収を狙えるだけの優秀なコンサルタントを自分で選ぶことが可能です。
その代わりに登録時の審査があり、簡易Q&A(全13問)に答える必要はあります。
JACリクルートメント
画像参照:JAC Recruitment
海外で働きたい人はまずJAC Recruitmentを利用しましょう。
イギリスとアジア7か国に拠点を持っている転職エージェントです。
現地に日本人のスタッフもいますので、日本国内にもリアルタイムで最新の情報が共有されています。
また外資企業なので、日本国内の外資系企業にも当然ながら強いです。
特に管理職や専門職などのハイクラス向けの転職サポート実績が多いですね。
業種別に担当も置かれているので、業界に詳しいキャリアコンサルタントがついてくれるのもポイント。
もちろん海外転職の支援として英文履歴書の作成や英語の面接対策等、無料で手伝ってくれます。
海外駐在など、海外への就職でキャリアアップをしたい人には特におすすめです。
JACリクルートメントの詳細
求人数 | 約6,000~10,000件 |
取引先企業数 | 約25,000社 |
コンサルタント数 | 1,200名以上 |
転職実績(累計) | 430,000人 |
特徴 | 外資系・海外企業に強み |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシー リクルートメント |
主要対応エリア | 世界10カ国に拠点あり、イギリスとアジアに強い |
おすすめできる人
- 語学力を活かして働きたい方
- 外資系企業・海外勤務を希望している方
- 海外駐在で資産を貯めたい方
中でも年収600万円〜2,000万円の方はさらにチャンスが広がります。
海外や英語案件専門の転職エージェントのおすすめランキングは別記事でも紹介していますので、よかったら比較検討してみてください。
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「在職しながら転職」が良い理由と成功させるための方法:まとめ
今回ご紹介した内容をまとめてみます。
- メリットは収入と仕事の確保で気持ちに余裕ができ選択肢が増える
- デメリットは時間の余裕とスケジュール調整が困難なこと
- 「転職エージェント」を利用すれば、上記のデメリットはかなり省略される
転職活動は金銭的にも時間的にも余裕を持つこと等で「気持ち」に余裕ができます。
そしてその気持ちの余裕が転職の成功に大きな影響を及ぼすのです。
あなたに合った転職エージェントを使い転職活動の効率化を図り、希望の案件を獲得しましょう。
- ハタラクティブ
- ビズリーチ
- JAC Recruitment
※20代向け
※30代でキャリアUPを狙う方
※海外や日本の外資の案件が多いです
▼働き方を見直したいなら、こちらも読んでみましょう▼
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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