どんなに有名企業でも自殺者だしているようなところは嫌だし・・・。
社会人になれば1度は転職をしたいと思ったことがある人も多いと思います。
正直に申し上げれば、わたしも累計したら500回くらいは思っています。(笑)
もちろん完璧な職場なんてありませんが、とはいえ確実に引いてはいけない会社ガチャがあるのも事実。
本日はそんなブラック企業が求人を募集する際の特徴をご紹介していきます。
ちなみに、私自身もブラック(人材業界)企業で働いたことがあります。中と外、両方からみたブラック事情を語ります。
仕事を辞めたい…と感じたら、限界がくる前に海外転職のプロに「話だけでも聞いてもらう」のがおすすめです。
完全無料で悩み相談ができるので、ぜひ利用していきましょう。
目次
そもそも「ブラック企業」の定義は?
いわゆるブラック企業といっても、定義を定めないと人によって解釈は変わりますよね。
厚生労働省の公式サイトには、定義について以下のように記載されています。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として
①労働者に対し端な長時間働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、
などと言われています出典 https://www.check-roudou.mhlw.go.jp
厚生労働省としては明確に数字で線引きをしていませんが、2019年の4月から施行された「働き方改革関連法」はご存知でしょうか?
1カ月の残業時間の上限が「原則45時間」、例外的な場合も100時間と定められました。
求人選びの際に、「残業が月に100時間を超えるか?」は一つの目安としてもいいかもしれませんね。
とはいえ、これも本人が強く望んでいる場合は単純に残業時間だけで判断する難しい。
圧倒的に働いてスキルを身に着け、結果に伴って収入が上がる職場であれば100時間を超えても働きたい人だっているでしょうし。
そういう方は定時で帰ってルーチンワークでちっとも社会人としての能力UPがされていないことに危機感を抱くかもしれませんよね。
結局は本人がどういうキャリアを描きたいか?によってその時に選ぶ選択肢が大きく変わっていきます。
ブラック企業になりやすい業界
ちなみにブラック企業になりやすい業界があるのですが、ご存知でしょうか?
そもそもその業界に入ってしまった場合は、もうある程度は覚悟するしかないというやつですね。
具体的には以下のような業界です。
- 労働集約型の業界
- (学生に)人気の業界
労働集約型の業界
一言でいうとサービス業の全般がこれにあたりますね。飲食業や宿泊業、流通業などなど。
なぜだと思いますか?その答えが「労働集約型のビジネス」
労働集約型のビジネスとは、多くの労働力を重ねることで利益を生む仕組みで稼ぐ業界です。
一人あたりの労働生産力が低く、長時間労働になりがちです。
差別化もしづらく、競争が厳しいため利幅が少ないんですね。そのため賃金も上がりづらい。
わたしが当時所属していた企業では残業だけで200時間は働いていました。
定時の8時間×20営業日=160時間に加えて200時間です。2人分は働いていた計算ですね。
営業職でしたが、営業事務の仕事もしていたので必然的にこうなりますよね。
(学生に)人気の業界
職など、華やかなイメージで志望者の多い業界や職種は、求人に困らないのをいいことに人材を使い潰す傾向があります。
学生に人気でイメージがわきやすい仕事はブラック化しやすいですね。
なにもしなくても働きたがる若手が集まりますからね・・・。
マスコミ、旅行、出版、PR職、ウエディングプランナーなど、いわゆる学生の志望企業ランキング上位の業態ですね。
どんなに高額な給料だとしても、若手の自殺者出てる会社もありますので、ご注意を。
ブラック企業の求人の見分け方
ブラック企業は実際に面談に会う前の段階である程度は選別することができます。
大きく分けて以下の3つに注意して活動してみてください。
- 求人メッセージ
- ハローワークを避ける
- エージェントを利用する
ブラック求人はフレーズがテンプレ化しています
ホワイト優良企業のように魅力的な条件で人を惹きつけることができません。
そのため、あの手この手で会社に価値があると惑わすフレーズと写真を組み込んできます。
以下によくあるフレーズとその真意をまとめたので、参考にしてみてください。
言葉の裏にある本音をきちんと理解したうえで応募していきましょう。
求人の地雷ワード一覧
- 能力次第で報酬UP
- あなたの頑張りをしっかり評価!
- やりがいある仕事!
- 夢!成長!やりがい!
- 学歴不問!
- 未経験者歓迎!
- 異業種からの転職の人が~
- 社会貢献が生き甲斐!
- 働く喜びを実感できる会社です!
- 「知識」より「やる気」のある方大歓迎!
- ○○手当と○○手当も付与!
成果出せば、少しは手当でるぞ。(過去の達成者はほぼいないけどな)
おそらく誰もが1度は見たことがあるフレーズが並んでいますね(笑)
頑張りを評価=頑張らなければ給与は(超)低いぞと。夢!成長!は居酒屋●タミで有名になったフレーズ。
学歴不問で未経験でもできるってことは、とにかく労働力を集めて売り上げを上げる仕組みの労働集約型ビジネスの典型ですね。
日本語話せりゃOKよ、と。
社会貢献って、ビジネスは社会に貢献して求められていなければ、ただ潰れるだけなんですけどね。
社会貢献を合言葉にして、低賃金の未払い残業で給与を抑える体制のどこが貢献なんでしょうか。
あと企業オリジナルの手当はその要件も企業ごとに決められますからね。
「資格手当」とか、実は非常に限定的な資格だけが対象で誰も取得できないとか。
育児・介護休暇制度など法律で決まっている制度でも、支給実績がなかったりすると、前例がないから付与がなかなかされないとかね。
- 仲間たちと~
- アットホームな職場
- アットホームで風通しのいい社風!
- 和気あいあい元気な会社です!
- 皆仲良く、イベント大好き!
- 社員旅行は海外
先に帰る?何言ってんだこいつ。
社員旅行?いけるぜー!ただし費用は自己負担な
お金ではないやりがい=仲間とのつながり!をメインに、連帯感をもたせて辞めづらくする手法ですね
休みの日も社員同士でつるませておけば、社外に友人を作る暇もなくなるので、やめて孤独になるくらいなら・・・ってね。
アホくさくて2年目からは1度も参加しませんでした
ただ社内では変人扱いされますがね・・・
- 残業代全額支給
実質的なみなし残業万歳の状態ですね。
残業代はあることが当然で当たり前なんですけど、これをアピールする時点でちょっとズレてるんですよね~。
実際には残業代全額支給と言いつつも、様々な条件をつけて支払いを拒むということが多いです。たとえば、
- 会社が認めたものに限る
- 支給上限あり
- 定時前や定時後の雑用は含まない
残業代を払って「あげている」という思考でいるので、支払わないことを悪びれる素振りも全く無いです。
むしろ請求しようとする労働者の事を何か頭のおかしいやつみたいな感じであしらわれる。
上記のように実は支給条件が細かく設定されている事があります。
一番よくあるのが「会社が残業と認めたものに限る」という項目ですね。
このように実際は残業として認められないことが多く、サービス残業によるタダ働きということが多く存在しちゃいます。
上が白といえば、たとえそれが脱法でも白だぁぁぁ!
経営者の一族に気に入られないと、不当な扱いを受ける可能性が非常に高くなります。
評価制度なんてあってないようなものです。人間は感情で物事を決めたくなる生物ですからね。
能力よりも血筋および経営者の好き嫌いで役職が決まるなんてことは日常茶飯事です。
まーほかに寵愛する人ができたら終わるし、長年続くかは別ですけどね。
- 幹部候補急募!
- 若い社員が活躍中!
- 若手社員中心の勢いある会社!
- 成長環境、社会貢献
- 20代の若手社員が活躍!
- 積極採用!大量採用!
具体的なキャリアパス?そんなもんはないな。
最近の若いやつは軟弱でいかん。
成長?するだろうな。すぐ人が辞めるから会社の業績は伸びていないけどな。
経営者感覚?身につくぞーみなし管理職として低賃金だけどな。
一言でいえば、「離職率高し!」
人材ではなく人員(手数)が欲しいという例ですね。
「こんな成長できる立派な経験ができるんだから給料貰えるだけありがたいと思え」
これくらい考えている人、結構います・・・。
と伝えたところ、
今後やっていけねーぞ?いいのか?
こういうことを平気で言う老害上司and中小経営者って結構多いですよ~。
- 第二創業期を支えるコアメンバー
いつでも使える謳い文句です。
ハローワークは避ける
ハローワークにはブラック求人が多いです。理由は簡単で、民間で運営している転職サイトと違い、無料で求人を載せられるからです。
採用に力を入れず、人材を大事にしない企業が多く集まります。
そもそも求人にお金をかけられない時点で、どれだけ儲けられていないのか?ヤバイと思ったほうがいいですよ
もちろんハローワークにも優良企業はありますけど、その中からわざわざ探す手間って微妙ですよね。
しかも「求人票=雇用契約書」ではないので、入社後に求人票の内容と違うというトラブルも少なからず起きています。
ハロワの職員も残念ながら流れてきた案件だけをさばいているだけですからね。彼らにはノルマもないし給料は保証されています。
別にあなたに案件を紹介できず、だれも内定が決まらなくても、自分のせいだとは微塵も思っていないと思いますよ。
エージェントを利用する
ブラック企業に当たらない確率を上げるには、転職エージェントを利用するのが1番良いですね理由は3点。
- 優良求人が多い
- ネットに出てこない非公開求人がある
- 転職のプロが面談対策をしてくれる
企業側は転職エージェントを利用する場合、候補者の年収の30%近くを報酬としてエージェントに支払います。
年収500万なら150万円です。ハローワークを利用する企業が出せる金額じゃないのがおわかりでしょうか?
また、条件が良い企業ほどネットに求人を掲載しない傾向もあります。
掲載して応募が殺到して困るのは人事担当者ですからね。明らかにいらない人材には来てほしくないのに、対応を迫られますからね。
最後に候補者のメリット。それはアドバイスを貰える点ですね。
基本的には利用者は無料で利用できます。使わないほうが損ですね。
ブラック企業を避けるために利用すべき転職エージェントとして、おすすめの転職エージェントを以下にまとめました。
ブラック企業を避けるために利用すべき転職エージェント×3
JACリクルートメント
画像参照:JAC Recruitment
JACリクルートメントの詳細
求人数 | 約6,000~10,000件 |
取引先企業数 | 約25,000社 |
コンサルタント数 | 1,200名以上 |
転職実績(累計) | 430,000人 |
特徴 | 外資系・海外企業に強み |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシー リクルートメント |
主要対応エリア | 全国対応 |
おすすめできる人
- 語学力を活かして働きたい方
- 外資系企業・海外勤務を希望している方
- 海外駐在で資産を貯めたい方
あくまでも日本法人がある企業からの海外勤務ってことだよね。
海外駐在、海外出張でグローバルに活躍したいなら、JAC Recruitmentは外せない1社ですね。
海外で働きたい人や、国内で英語を活用して活躍したい人はJAC Recruitmentを利用しましょう。
中でも年収600万円〜2,000万円の方はさらにチャンスが広がります。
私の周りにいる海外で働いている人の多くが使っていますよ。
ハタラクティブ
ハタラクティブの詳細
転職実績(累計) | 15,0000名以上 |
特徴 | フリーター・大学中退者・第二新卒向け |
料金 | 無料 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
主要対応エリア | 東京・名古屋・大阪・福岡 |
ハタラクティブをおすすめできる人
- フリーター、ニート、既卒者、第二新卒者、その他転職を考えている20代
- 40%以上の利用者が、社会人経験のないユーザー
- 東京・大阪・名古屋・福岡付近に居住している人
18~29歳のフリーター・大学中退者・第二新卒・高卒などの方向けのサービスです。
未経験からの正社員就職を支援していますので、キャリアが浅い20代の人には特にオススメですね。
求人の80%以上が正社員未経験でOKで、40種類以上の職種と幅広い業界をカバーしてます。
あなたに合う求人も間違いなく見つけてもらますよ。内定率も80.4%と業界最高レベルです。
最短2週間で内定獲得できちゃうんだって。
ハタラクティブの担当者からの連絡なので安心して相談してみてください。
ビズリーチ
画像参照:ビズリーチへ
ビズリーチの詳細
求人数 | 約114,000件以上 |
取引先企業数 | 約10,800社 |
ヘッドハンター数 | 3,300名以上 |
利用者の年齢 | 登録者の約半数が30~40代 |
特徴 | ヘッドハンターと企業両面からのスカウト方式 |
料金 | 基本は無料/有料プランは30日間で3,000円~5,000円前後 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
主要対応エリア | 全国対応 |
おすすめできる人
- 年収600万円以上で、よりキャリアアップしたい方
- 管理職・専門職の経験がある方
- マネジメントスキルに自信がある方
ビズリーチは年収500万以上の人しか、非公開求人を見られる権利がないです。
利用している方の話を聞いている限りですと、500万円では足元をみられる可能性が高いかなと。
年収600万円でそれなりに経験がある人が利用すべきですね。いまの年収が600万以下の人はハタラクティブを利用しましょう。
ブラック企業への対処方法は?
もしあなたの、働いている会社が「ブラック企業なのでは?」と思ったときはどうすればいいのでしょうか?
あなたの現在の状況にあわせて、取るべき対策を変えましょう。ケース別の対処法を書きますね。
- まだ体力や精神力には余裕がある
- 周りで倒れる人がいて、このままだと自分も・・今後に不安がある
- 既に何も考えられず、なんかもう楽になりたい
まだ体力や精神力には余裕がある
なんでこの人がこんな偉そうなんだろう
次の仕事を探す元気がまだある人は、体や精神を壊す前に自己都合退職をして転職先を探しはじめましょう。
「社会人としての自覚がたりない」
「仕事が遅いぞ」
「この業界では常識だ」
「ここで逃げたらどこに行っても通じないぞ」
「将来どうするんだ?食っていけないぞ」
「使えないな」
こういう負のエネルギーをぶつけてくる人ほど、その会社以外で通じない人だったりします。
自分のことを必要以上に責めず、冷静に「はいはい」って話を聞きながして、次の行動に移していきましょう。
今後に不安がある
数年先があの先輩。あの生き方でいいのだろうか?
このままいけば体や精神を壊しそうな人は、勤務記録を残しておきましょう。
自己都合でやめるのではなく、あくまでも会社の体制が悪いせいでやめる=会社都合退職を手に入れるべく、少しでも実態を確保しておきます。
ブラック企業では自己都合退職に追い込まれるケースが多いんですよ。
そうすると残業代はもちろん、退職金なども受け取れないことも多いです。
もともと掲載していた求人票、あなたの雇用契約書、毎日の出退勤時刻、業務内容などをメモしておくことが有効です。
会社都合退職なら失業保険も雇用保険では「特定受給資格者の扱いになります。
失業した場合もすぐに給付金を受け取れるなど、有利な制度を勝ち取れますよ。
画像参照:ハローワーク
既に何も考えられず、なんかもう楽になりたい
このまま電車にひかれたら、楽になれるのかな
あなたに必要なのは準備ではなく、心と身体への余暇です。
正直ここまで来てしまっているあなたは、もうゆっくり休んで大丈夫です。
周りへの負担とか、責任とか、そういうものを抱え込みすぎていませんか?
あなたがいなくても会社は回ります。組織ってそういうもんですから。それで潰れるような会社は、そもそも世の中には必要ないです。
安心してとっととやめましょう。
そういう方は退職代行を利用しましょう。あなたの代わりに退職までのアプローチを会社との間に入ってやってくれます。
ブラック企業の求人票の見分け方:まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 労働集約型、学生人気の業界はブラック企業になりやすい
- 求人情報にはブラック企業特有の表現がある
- ブラック企業のハズレをひかないためにはエージェントを利用する
- 追い込まれている人は、とにかくまず先に会社を辞める
タイやフィリピンなどほかの国で暮らしてみて思うのですが、日本人は無駄に我慢する人が多いですよね。
彼らは良い条件があればポンポン移動していきます。
俺(わたし)のスキルではほかに仕事なんて見つかるわけない
こういう風に思い込んでいる人が多いんですけど、そういう人ほど社会における自分の市場価値を計ったことがないんですよね。
会社での評価=市場評価、、、、ではないです。
年収が高い人ほど、今現在の自分の価値がわかっていますからね。
実際に転職するかは別として、今の市場価値をしっかりと理解していないと、いざというときに辞められないですよ?。
定期的にキャリアコンサルタントと話しをしておくことって大切です。
これを機会に、あなたのキャリアをしっかりと相談してみることをおすすめします。
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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