そんな私でもできる仕事はあるのかな?
その時にまた仕事は見つかるのだろうか?
という疑問をお持ちではありませんか?そこでこの記事では
「語学はできないけど、海外で働きたい」
というお悩みを、2013年12月から日本を出てタイで働いている私と私の周りの実例からご紹介していきます。
先に結論から申し上げますと、以下参考リンク先でも述べていますが、あまりおススメはしていません。
海外で働くには、語学力もスキルもなくても仕事はできてしまいますが、そこに大きな落とし穴があります。
人材業者は自分たちのお金のために、あなたを煽っている部分が強いんですよね。
それでも気になる方だけ、以下詳細を見ていってください。ただし、海外就職後の出口戦略、注意点だけは忘れずに確認してください。
目次
海外で日本語のみでOKの求人
海外の仕事で日本語さえできればOKという求人は実はかなりあります。業種別にご紹介していきます。
業種としては
- オフィスワーク
- 飲食業
- 教育
- 観光
1つずつ、詳細を紹介していきます。
オフィスワーク
ここ数年、日系企業の海外進出数はかなり伸びています。そしてコストのかかる駐在員ではなく、現地採用orローカルの現地の人を採用するケースも増えています。
例えば、以下のような職種です。
- 営業
- 編集者
- エンジニア
- 事務員
- コールセンター
営業
海外の求人で1番数が多い職種、それが営業職です。
これまでの日本における営業経験が活かせる仕事ですね。
注意点は体育会系の会社も多いことでしょうか。
わたしも昔働いていましたが、業界によっては深夜までのサービス残業当たり前の慣習が残っています。
特に商社とかですと、深夜の接待まで含めての仕事。駐在員より給与は低い、でも遅刻は絶対許されないというしんどさはあります。
海外に出たらもっと気持ちを楽に働きたい・・・とか思っていると、地獄を見るかも。会社選びは慎重に。
編集者
海外で日本語を扱うメディアは数が少ないですが、その中でも編集の仕事もたまにあります。
デメリットは長時間のサービス残業ですね。下記で紹介している女性も、土日含めて会社のために仕事をしています。
なお、メディア関連の営業職の仕事は取らないほうがいいですねw しょっちゅう募集している某社は、成果を出さない人間を、大量に使用期間でクビを切っている会社です・・・。
エンジニア
手に職、ならぬ手に技術があればエンジニアとして就業することができます。というか、この働き方が1番賢いです。
これからも需要と供給量でいえば明らかに供給できるエンジニア不足。タイに限らず、世界中で重宝されるでしょうね。
事務員
海外にある日系企業の事務職では、日本語を使い、日本語のパソコンで日本企業を相手に業務を行う仕事もあります。
仕事内容は日本と同じで、働く場所と住む場所が違うだけ。仕事以外の時間では海外生活が享受できます。
当たり前ですが、人気が超高いので入社するのは至難の業です。そもそもわざわざローカル現地人の雇用枠を減らしてまで、日本人を採用する理由がないといけません。
それだけのスキル・若さがないと、数少ない案件の書類通過すら難しいのが現状です。
コールセンター
日系企業の現地コールセンターの場合、資格不要で日本語のみでOKというものですね。性別年齢不問。誰でもできます。
ただし、わたしは一貫しておススメしていません。理由は下記ご参照ください。
飲食店
日本人のお客さんが多いところで働く場合は、語学力も問われず、ちょっとした簡単な現地ローカル言語を覚えればOK、といった仕事があります。
日本食レストランの料理人やウェイターは募集しているところが多いです。注意点としてはビザの支給が曖昧な点です。
タイだとよく聞くのが、すぐにビザを発行してくれずにノービザや観光ビザで働かせるケース。
飲食店だけでなく、働いた本人も罰金+国外永久追放などの措置を受ける可能性がありますので、ご注意ください。
しかも例えばタイの場合って、個人情報の保護という視点があまりないので、すぐにフルネームで広まるんですよねぇ。。。
教育
学校や塾などで日本語を教える仕事があります。大きく分けると以下4つのタイプです。
- 日本語教師(日本語教師の資格が必要なもの)
- 日本語教師(資格が不要)
- プライベートレッスン・家庭教師
日本語教師の資格が必要なケース
日本語教師として日本語を教える場合、教える国や地域・機関によって、日本語教師の資格が必要かそうでないかが変わります。
資格を持っている人の方が働くことができる国や職場が増えます。
比較的、日本語教師の需要が高い国や地域では、採用の前提条件として日本語教師の資格が必須になっていることも多いです。
日本語教師の資格が不要なケース
日本語を習いたいという現地の人が多いにも関わらず、日本語を教えられる人が不足している地域の場合、資格を求められないことがあります。
ただしその場合には「現地のローカル言語が話せる」など、その地域の学校や環境によって大きく変わって来ます。
資格がなくても募集がかかる=現在教えられる人が誰もいないというケースが多いですね。
そうなると、新たに採用される日本人の教師がすべて授業とその準備を受け持つ必要があります。
必然的に、現地の方と不自由なく意思疎通ができるだけのローカル言語力が必要となってきます。
わたしの友人もやっていましたが(すでに帰国)、日本語を外国人に教える仕事は、正直大変です。
思っている以上に古い体質、自由さがない割には責任は降ってかかります。
それでも生徒の日本語の上達や通じたときの喜んでいる姿を見ていると、とてもやりがいを感じる仕事でもあります。
せっかく教えるならば、日本語教師の資格を持っていると、教えられる国や機関の幅が大幅に増えますよ。
あなたの希望の国や機関で教えられるように、日本語教育能力検定試験 完全合格講座などの通信講座を利用して効率よく学んでおくのが良いですね。
海外ならどこでも良いという人はあえて取得する必要はありません。取る・取らないはあなたの自由です。
プライベート・個人に教える
プライベートで個人に日本語を教えている人もいます。
現地で知り合ったローカルの人から家庭教師を頼まれたり、彼氏・彼女から教えを請われたり。その場合は、資格は関係ありません。
ただし、お金を取ってやる場合は労働とみなされますので国によっては注意が必要です。
ちなみに私がいるタイでは専用のビザもなく、人に教えて対価を得ることは違法です。
観光業
インバウンドが注目を浴びてはいますが、日本人向けの海外旅行客をターゲットとした日本語求人もあります。
- チケッティング
- ホテル関連の仕事
- 現地ガイド
チケッティング
いわゆる旅行会社の窓口で発券(チケッティング)を担当するかかりの人。
取扱うのは、航空券、鉄道やフェリーのチケット、ホテル・旅館のクーポン等です。
航空券の発券は、複雑な運賃計算ルールが絡むので、すべて間違いなくやり遂げなければいけないので、プレッシャーはかかります。
最近はツアーのみならず、個人自由旅行が増え、お客のリクエストが細かいですしね。
ホテル
海外の現地ホテルで日本人の従業員を募集しています。ホテルによっては日本人客が多いところもあるからです。
日本人って細かいですからね。。。1流ホテルでもないのに、日本基準を求めて来る人も多いです。そのための日本人スタッフですね。
ホテルの仕事も幅広いですが、フロントなど接客業務のものが多いです。
ただ、わたしの友人は駐在扱いで働いていますが、海外でホテルの仕事を探すよりも国内で海外支店のあるホテルに転職→海外支店の方がいいですよ。
ホテルってそのホテル独特の習慣もあるので、まだ駐在ポジションも結構残っています。なによりも給与待遇が現地採用とは全く違いますしね。
現地ガイド
現地で、日本人観光客やツアー客を相手に現地の観光名所を案内します。
なお、会社に所属せずに現地で個人が勝手にツアーなどを組み、旅行案内をしてお金を稼ぐことは国によっては禁止されています。タイはまさにそうですね。
色々と制限もありますので、無理して現地でガイドの仕事を探すよりかは、日本にいながら出張ベースで携わる方が近道です。
例えば、ツアーコンダクターの仕事がそうです。
「英語を使う仕事がしたい」「世界で活躍したい」という方が、年齢関係なく多く所属して働かれています。
業務に支障のない英会話力が必要となりますが、入社時は求められていません。
海外添乗を目指し、国内添乗業務からスタートする方もたくさんいるので、すぐに経験を積み始められるのもいいですね。
海外の日本語のみ求人の給料相場
結論から言いますと、とにかく給料は低いです。まぁ当然と言えば当然ですが。。。あと、ブラック企業率も高く、離職率も高いです。
何もできない=いくらでも替えが効くと思われていますので、残念ながら丁重には扱ってもらえない仕事が多いですね。
給料は、例えばタイのコールセンターであれば32,000B(110,000JPY)
これでは家を借りる、食事する、たまに近隣へ旅行をするだけで終わります。日本帰国は夢のまた夢。貯金はもちろんできません。
貯金なし・スキルの積み上げなし。年齢だけは加算して日本に帰る。その時に日本が好景気なら仕事はあるかもしれませんが・・・。
ただし、あなたがなにかしらのスキルを持っている場合は、語学ができなくても給与は上がります。
例えば上述してきた営業、編集、エンジニア経験だったり、以下のようなスキルでも評価されます。
・炉端焼き、焼き鳥、釜飯、天ぷら を中心とした調理全般業務
・ローカルスタッフへの調理指導
・資材のコスト管理 他
【必要なスキル・経験】
・日本食調理師としての経験5年以上お持ちの方
【望ましい・スキル・経験】
・海外勤務経験をお持ちの方(無くても可能)
◆給与:USD2,500 – 3,000 (JPY271,000 – 326,000)
◆勤務地:インドネシア スラバヤ
調理師免許を取得して、実績がある人はそれなりに給与は高いですね。
・工場全般の管理
・タイ人スタッフの管理・教育
【応募条件】
<必須>
・プレス加工業界での経験
・プレス加工工場の施設及び設備の専門的な知識
・常に学ぶ姿勢や素直さ
・通訳がいるため語学は不問
<尚可>
・現場でのマネージメント経験
・タイでのマネージメント経験
◆【給与】
100,000~150,000THB (JPY344,000 – 516,000)
◆勤務地:タイ バンコク
海外で日本語のみでOKの仕事が見つかる求人サイト
海外の仕事で日本語のみでOKの仕事が探せるサイトを紹介します。
昔はわざわざ現地まで行って、足で情報を稼いで探すのが一般的でしたが、今はネットで先に検索するのが主流です。
昔と同じように探しても、ビザのサポートまでしっかりしてくれる企業を探すのは正直難しいです。残念ながらあまり現実的とは言えません。
星の数ほどある転職サイトの中から、海外で働くのに特化したサイトをご紹介します。
スキルや正社員経験がある場合
世界中にある日本語の求人はどのように集まるのでしょうか?それは、現地各地にある日系企業から情報を吸い上げて、日本にいる人に紹介するわけです。
その橋渡しになるのが、現地にある人材エージェントです。つまり、日本だけでなく、世界各地に支社を置いてある人材会社により多くの求人が集まります。
現地日系企業↔現地人材エージェント(支社)↔日本の人材エージェント
この図式です。そしてその中でも世界で最も業界トップクラスの支社を置いているのがJAC Recruitmentです。
JACをおすすめできる人
- 語学力を活かして働きたい方
- 外資系企業・海外勤務を希望している方
- 海外駐在で資産を貯めたい方
あくまでも日本法人がある企業からの海外勤務ってことだよね。
海外駐在、海外出張でグローバルに活躍したいなら、JAC Recruitmentは外せない1社ですね。
海外で働きたい人や、国内で英語を活用して活躍したい人はJAC Recruitmentを利用しましょう。
中でも年収600万円〜2,000万円の方はさらにチャンスが広がります。
登録、利用は無料です。自分に合う仕事があるか?まずはコンサルタントに聞くだけでも問題ありません。使わないと損ですね。
スキルがない場合
「語学力無し」「スキルなし」こういう方は焦って海外に出て、お金もなくて惨めな思いをするのは得策ではありません。
まずは日本国内でしっかりとスキルを付けたうえで、給料の良い安定した会社を海外で選ぶようにしましょう。
もしあなたが、これまでにオフィスワークの正社員経験が少ない場合や、ニートやフリーター経験がある場合。ハタラクティブを利用しましょう。
ハタラクティブは第2新卒の方や比較的キャリアが若い方におすすめです。内定後もしっかりとフォローをしてくれます。
既卒やフリーターなどの未経験者の転職成功率も80.4%!!
転職サポート実績も15万人以上という驚異の数値。
きちんと優良な企業を紹介していることを裏付けていますね。
最短2週間で内定獲得できちゃうんだって。
ハタラクティブの担当者からの連絡なので安心して相談してみてください。
海外で日本語のみ求人に応募する際の注意点
日本語のみでもできる仕事がたくさんあることはわかりました。今は良いです。では未来はどうでしょうか?
近未来①海外生活におけるストレス
これから海外に出る場合、旅行とは違い色々なストレスを感じることが必ず出てきます。たとえば日々の生活。
わたしは現地の屋台料理も食べますが、基本的には日本料理じゃないとストレスが溜まるようです。
屋台飯っておいしいんですが、脂っこいし、カロリー高いし、身体に悪いものをたくさん使っているので不健康なんですよね・・・
さて、日本食ばかり食べているとエンゲル係数が跳ね上がります。それなりに費用が増えますからね。
それを維持するお金を稼げますか?それでいて貯蓄もできますか?たまに海外旅行行って、日本にも帰国できますか?
ある程度稼げないと無理です。少なくとも、日本語のみの仕事についていると、その日暮らしで貯金がたまらない可能性は高いですね。
「食事」はあくまで一例にすぎません。女性であればある程度はセキュリティ高い家に住む必要もあります。
日本ではないので、安めの物件に住むと変なやつが多いんですよね・・・。しかも外人だけでなく、日本人のおっさんとかでそういうやつもいます。
わたしの元同僚もそれで引っ越しを余儀なくされました。安全のために家賃という固定費を上げる必要が出ていましたね。
近未来②日本帰国後の生活
これまでは国が動くことはありませんでしたが、今では既に副業解禁時代となり、誰もが副業するのが当たり前の世界がもう間もなくきちゃいます。
当然、今以上に副業OKな会社が増えて、解雇規制も緩和、クビになる人も続出。そうじゃないと企業が先に潰れちゃいますからね。
副業OKが当たり前の世界が来ると、会社の中で既にトップ層にいる人以外は給料は上がらなくなるでしょう。
残業させない(=残業代金が出ない)代わりに、必要な分は自分で稼いでくださいってことです。
これは会社のルールなので、一律で決まる。ゆえに、副業してない人の給料も上がらくなりますね。つまり、稼げない人は生きていけなくなります。
さて、これから日本はそんな時代になるのに『スキルなし』『日本語だけできる』人材が海外から日本に戻ってきたときに、わざわざ仕事を与えてくれると思いますか?
帰りたくても帰れない、そんな状況になりかねません。ではどうするか?
それは、渡航前から自分で稼いでおくスキルを身につけておくことです。
正直、個人で稼げるようになっておけば、
- 本業の収入を副業で補える
- 外貨(日本円)を海外にいながら稼げる
- 個人で稼ぐスキルが身につく
先ほど日本語のみを求める求人は給料が安いことを述べましたが、これであれば補えます。
しかも、海外の現地では現地通貨を稼ぎながら、日本円を稼いで貯金もしておけますからね。
わたしはまさにこの生活をしています。本業の会社員の給料は生活費と消費(旅行など)、副業で日本円を貯蓄しておく。
では海外に出ても稼げる副業とはなんでしょうか?1番コスパがよいのはエンジニアスキルを身につけてから、渡航することですね。
もし私がいまから海外に出ようと思っているのであれば、数か月間は海外渡航を遅らせて、間違いなくその選択を選びます。
詳しいやり方などは下記を参考にしてください。
これから1億総起業時代ともいえる世界がやってきます。もともと会社員が当たり前の世界はここ50年くらいだけですからね。原点回帰です。
そうなる前に、早くから稼ぐ力を身につけておくことが大事ですよ。以下、稼ぎたい金額別におススメのやり方を記載しています。参考にしてみてください。
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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