わたしは2013年からタイで現地採用として働きながら生活をしています。
来た当初に比べ、海外から旅行でタイに来る方や、在留邦人として長期間タイに住む日本人も増えてきております。
日本やタイの人材会社で勤務していたこともあるので、旅行者以外の日本人も多く見てきました。
タイを好きになって、旅行の次はワーホリで住んでみたいという方も少なからずおります。
ただ残念ですが、結論から申し上げますと、タイでワーキングホリデーはできません。
とはいえ、せっかく興味を持った国だから、なんとかして長く滞在できる方法を探している方もいると思います。
そこで今日は、『タイのワーホリ』以外で、キャリア経験も詰めて長期滞在もできる方法をご紹介します。
目次
タイにワーホリはないから、アルバイトでいい?
先ほども申し上げましたが、タイにワーホリという制度はありません。
東南アジアでワーホリの制度を設けているのはシンガポールのみです。
じゃあアルバイトやパートでいっか。
はい、これダメです。
タイではビザの関係上アルバイトであっても現地の給料をもらって働くことは禁止されています。
そもそも労働ビザとワークパーミット(就労許可証)。
この2つがないと週1回だろうが、週5日だろうが働くことはできません。
飲食店とかで違法に募集をかけているケースもありますが、見つかった場合は最悪2度と入国できなくなる可能性も0ではないですね。
タイではワーホリの代わりにインターンシップ?
最近海外インターンって流行ですよね?
なんか箔もつきそうだし。
たしかに、日系企業を中心にインターンシップの制度を設けている会社はあります。インターンを専門に扱うWEBサイトなどもあります。
しかし、上記を利用して参加するためには、あなたがお金を払わなければなりません。
労働力を提供するのに、お金がマイナスになって帰国するのはどうなのでしょう?
インターン先でも給料はほとんど出ず、しっかりとビザや労働許可証を出さずに、単純作業で募集をかけているところも多いのが現状です。
それに人事担当は数百人、数千人と応募者を見ています。
それ別に日本でもできたよね?
たとえ口には出さなくても、実際にやったことを聞いてみれば一目瞭然。
海外はただのミーハー心かな?と思われ、たいして加点もされることなくスルーで終わります。
あなたにとって、なんのためのインターンなんでしょうか?
もし企業で本格的に働いてキャリアを積みたいというのであれば、あまりおすすめはできません。
それでもやりたい方は、以下を参考にしてみてください。
タイで働くキャリアを手に入れるには
というならば、素直に初めから語学留学で学生ビザを取り、半年~1年ほど滞在しましょう。
そうではなく、キャリアを積みたいというのであれば、現地で就職するのもありです。
いわゆる現地採用という形で、現地の日系企業などに雇用され、働く形態です。わたしも最初はこれで入国しました。
ただし、日本語以外にスキルがない状態で働くと、安く使われて損をする可能性が高まります。
会社員として今後しばらく生活することを想定しているのであれば、まずは海外の就職に強いエージェントを日本で利用しましょう。
たとえばJAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)は世界中に支店もあり、海外案件に強いことで有名です。
自分でも採用してもらえる企業があるかを確認してから、現地のタイへ飛ぶのでも遅くはありませんよ。
現時点で「日本語くらいしかスキルがない!」という方は以下をご参照ください。
現地採用はキャリアアップに繋がるのか?
タイ・バンコク駐在員インタビューでも書きましたが、基本的には給与などの待遇面では駐在員のほうが圧倒的にいいです。私自身、現地採用として働いていますので、
・・・と言いたいところですが、現実は違います。人材系の派遣や転職のエージェントは、
日本に帰ってからも評価をしてもらえますよ!!
時代はグローバル!
海外経験があれば転職には困りません!
働きながら英語力を上げられますよ!
おそらくこういう前向きなコメントをいただくと思います(笑)
ハッキリ言ってしまいますと、現地で働いたという経験がキャリアとして正当に評価されるかどうかは、その人の年齢、入った会社、実績で変わります。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
タイでワーホリはできない:まとめ
ワーホリができないと嘆いている方もいるかもしれませんね。
ただご安心ください。むしろやらなくてよかったと思っている人も多いです。
理由としては帰国後のキャリア形成です。タイに限った話ではなく、現在の日本の企業ではワーキングホリデーに対する評価はあまり高くありません。
あなたがどんなに大変で苦労をしたというエピソードを話しても、『現実逃避をして海外で遊んでいた』と捉える企業も多いのが事実です。
ワーホリは海外経験として前向きにはみなされず、正当な評価を得られないという声はよく聞きます。
冷静に考えると当たり前なのですが、、、、たとえば社会人になって数年経過した人間がアピールするスキルとして
そしてイチゴを効率よく摘めます!
と言って、その会社のオフィスで活躍するイメージを人事担当に持ってもらえますか?という話ですね・・・。
タイで雇われるキャリアとして実績が積みやすいのは、
日本は『正社員として働いていたかどうか?』を強く重視します。
あなたがすでに日本で正社員経験が数年あるのであれば、すぐに海外チャレンジをしてもいいと思います。
キャリアが途切れることもないので、海外から帰国しても引き続き活躍できる場所はあるでしょう。
スキルがないまま渡航して、帰国後に仕事が見つからずに困る人にならないように。
それなりに準備をしてから望むことをお勧めします。
20歳~25歳くらいならまだなんとかなりますけど、アラサー付近になってくると結構大変です。
海外へ出る準備の例として、以下のリンク先も参考にしてみてください。
▼海外へ出るなら、こちらも読んでみましょう▼
注意点、手続き、就職活動に必要となる情報をまとめた記事一覧は下記リンク先から確認してみてください
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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