どこが良いんだろう?
私は日本やタイの人材会社でも働いていたのでわかるのですが、転職ってやはり大きな出来事ですよね。
2013年にタイにきて働きながら、100人以上の就職・転職事情を直接現地で見て聞いています。
今日はそんな私から、タイの転職にオススメのエージェントをご紹介いたします。
なお、結論から申し上げますと、これからタイに来る予定の方は、日本にいるうちにJAC Recruitmentを利用して探すのが1番良いです。
上記は誰にでも共通していますが、人によって平行して利用すべき転職エージェントが変わります。詳細をご紹介していきますね。
目次
タイ転職にオススメのエージェントの定義
これから紹介する会社は、実際に私や友人が利用したタイへの転職を紹介してくれるエージェントの中で、信頼出来ると実感したエージェントです。
信頼の定義は下記3点です。
- 紹介できる求人案件数が多い
- ビザの支給条件を満たしている企業
- キャリアアドバイザーのレベル
- 登録料、転職サポートが無料
- 日本人スタッフのいる会社
日本と同様に、タイにも多くのエージェントがありますが、実際に利用されていて評判が良い企業は少ないです。
上記を満たしていない企業だと、
- 案件数が少ない
- ビザの支給がない企業
- 担当者のレベルが低い
- 登録料、転職サポートが有料
- 日本人スタッフがいない
→求人を紹介してくれない
→違法労働でつかまります
→ミスマッチ案件ばかり紹介してくる
→基本的に無料でやってくれます。
→細かい契約条件などが伝わらず、あとで問題になるケースも
登録は無料でも転職できたら料金を取られる会社や、現地のローカル人だけで運営している会社だといろいろと問題が発生しがちです。
そもそも登録するだけ時間の無駄ですよね?
そうならないように、実際に私の周りで無料で利用できて、評判が良い企業を厳選しました。
タイ転職エージェントのオススメベスト3
上記条件を満たしているタイの転職エージェントをご紹介しますね。
最低でも登録しておきたい転職エージェントは以下の3社です。
タイ転職エージェント1位:JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)
JAC Recruitmentは1975年、UKにて設立して40年以上経過している老舗の企業です。
アジアを中心に10カ国26拠点を誇る日系最大のグローバル総合人材紹介会社として、日本法人は上場もしています。
海外求人実績とサポート体制は業界でもトップレベルです。
JACをおすすめできる人
- 語学力を活かして働きたい方
- 外資系企業・海外勤務を希望している方
- 海外駐在で資産を貯めたい方
あくまでも日本法人がある企業からの海外勤務ってことだよね。
海外駐在、海外出張でグローバルに活躍したいなら、JAC Recruitmentは外せない1社ですね。
海外で働きたい人や、国内で英語を活用して活躍したい人はJAC Recruitmentを利用しましょう。
中でも年収600万円〜2,000万円の方はさらにチャンスが広がります。
通常、大手の転職サイトは、キャリアアドバイザーと法人営業は分業しています。
しかしJACは1人でキャリアアドバイザーと法人営業の両方を担当しているので、アドバイザーとしての質が圧倒的に高いです。
当然ですよね。企業側の案件も自分でヒアリングしていますので、細かいところまで把握してますから。
求人案件の数、アドバイザーの質、ともに私の周りの評価ではNo.1です。
タイ転職エージェント2位:リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営するハイクラス転職を対象とした会員制転職サイトです。
こちらもリクルート社が運営する転職エージェントです。
こちらは年収600万円以上が対象です。求人数6,000件以上抱えています。
リクルートダイレクトスカウトの最大の特徴は、担当コンサルタントを自分で選ぶことができるという点です。
ただでさえ慣れない海外への転職活動。
リクルートダイレクトスカウトに所属するコンサルタントは約600名。
その中から経歴やプロフィール等を見ながら自分に合ったコンサルタントを指名し相談することができます。
またコンサルタントがどの業界や業種に特化しているかを事前にチェックすることもできます。
つまり、海外転職に特化した自分に合ったコンサルタントを的確に指名することができます。
考えが合わないことや性格が合わないことなど、担当コンサルタントに関わる不都合を解消してくれる画期的な制度ですね。
また、転職活動の進め方としてはヘッドハンティングという形式をとっています。
会員登録時に転職の希望条件を記載し条件に合致する案件の紹介を待つ形になります。
レジュメ登録時の紹介文章が詳細に書かれている方(目安400文字以上)
短期集中型で、期限を決めて転職活動されている方
ある程度やる気と意思がある人がしっかりと良案件情報をもらえているということですね。
もちろん通常の転職サイトと同様の求人検索も可能です。
リクルートダイレクトスカウトのデメリットとして挙げられることは2点。
直近年収(600万円以上選択)の方ではないと、それ以上の案件の紹介が難しいこと。
もう1点は応募書類添削や面接支援等の転職活動における実務的なサポートが無いという点です。
面接や応募書類については自信があり、優良案件の紹介に重きを置いている方にとっては、おすすめの転職サイトと言えます。
ただ書類などのサポートは他社エージェントでやってくれますので、併用していくとより効率的ですね。
タイ転職エージェント3位:doda
『doda』は国内では業界2番手の転職サービスで、、海外拠点数は日系転職エージェントとしてトップクラスを誇ります。。
dodaは海外求人向けの専用セクションを設けるほど海外案件に力を入れていますので、海外求人も豊富にあります。
「アジア転職相談会」も開催するなど、「転職活動全般におけるサポートの厚さ」にも定評があります。
ちなみに海外にある支店では人材紹介サービスだけではなく、広く「人事」関連のサポートサービスを企業向けに提供しています。
ビザ関係の支援に始まり、労務規定の策定など、海外各国での「会社と従業員に対するルール」を熟知しているのはツヨミと言えますね。
幅広く海外求人を見ていきたい方にとっては、dodaがおすすめできます。
これらのエージェントは、実績が豊富で求人数が圧倒的に多いので、タイ・バンコク問わず海外就職を考える方におすすめの転職エージェントです。
多くの求人数に比例した豊富な転職ノウハウもあるので、タイや海外の転職を考え始めたら、最初に登録しておくべきエージェントです。
なお、どれか1社だけ選べと言われたら、間違いなくJAC Recruitmentです。ここだけは外せないですね。
番外編①:スキル経験無し、日本語のみの若手の方(18歳~29歳)
タイ転職にあたり正社員経験があまりなく、日本語を話せるだけという方の場合。
こういう方は焦って海外に出るよりも、国内で経験を積んだ方が良い求人に巡り合えます。(というか、そうしないとキャリアが詰むリスクが高まる)
経験値が少ない方にオススメなエージェントは、新卒・既卒・第二新卒の就職をサポートするいい就職.comです。
新卒・既卒・第二新卒の就職をサポートするいい就職.comは第2新卒者専門の転職エージェント。
専門のアドバイザースタッフが実際に求人企業に足を運んでヒアリングまでしています。
ご自身の経験値がまだ足りないなと自覚がある方は新卒・既卒・第二新卒の就職をサポートするいい就職.comに相談してみてください
番外編②:タイ現地の人材エージェント
ただし、後述しますがいきなり利用することはオススメしません。
今はネットも発達していますからね。まずは日本で準備して、それでも無理な場合に利用するようにしましょう。
パーソネルコンサルタント
パーソネルコンサルタントは、1994年にタイ・バンコクで設立された転職エージェントです。
タイにある日系人材紹介会社では一番長く営業をしています。
タイ現地に日本人スタッフも数名所属しています。(私の知り合いも前は何人か働いていましたので、内情はよく聞いています・・・。)
BTSスカイトレインのアソーク駅(=MRTのスクンビット駅直結)のビルに所在していますので、直結でオフィスにも行けるので利便性も高いです。
市人リクルートメント
市人リクルートメント(いちじんリクルートメント)は2009年6月創業した人材紹介会社です。
バンコク市内とタイ東部にあるチョンブリ(アマタナコン工業団地近く)に2拠点あります。
日本人2名を含む10名体制。工業系の求人がある地域に進出しているだけあり、製造業の求人に強いです。
自社のグループにも金型の設計・製作会社を持っているため、業界事情にも詳しいのはよいですね。
工業団地での技術者、セールスエンジニアなど、興味がある方は利用してみましょう。
いきなり現地で探すのはNGな理由
タイに旅行のついでにエージェントに登録。わたしも昔やってしまったのですが、これは間違いなく損するパターンです。
タイ旅行そのものは賛成です。現地の雰囲気を少しでも味わうだけでも、タイに転職して働くイメージが変わりますからね。
ただ現地で仕事を探す前に、必ず日本でも大手転職エージェントにも登録するべきです。
まず大手エージェントに登録する理由
理由は下記3点です。
- 選択肢を広げる
- 大手だから持つ選考突破のノウハウを得る
- 海外就職全般の傾向や給与の相場感を掴む
タイ駐在員と現地採用の違いでも書きましたが、あなたが思っている以上に、駐在員として海外に出て働いてくれる人を求めている企業は多いです。
当然ですが、駐在員のほうが給与も福利厚生もしっかりしています。
いきなり現地ローカル系の転職エージェントを利用すると、この可能性を自ら消滅させていることになります。
病気になったらセカンドオピニオンが大事ってよく言いますよね。
現地の人材エージェントはあくまでも現地採用の案件に特化しています。
もう少し高い視点で、あなたの可能性をまずは見てもらう方がいいですよ。
あと、旅行ついでに現地にいきなり行っても本気と思われないので、きちんと対応してくれないことがあります。
現地のエージェントは日本と比べて小さいですので、日本人の数も限られています。
当然彼らも働く時間が無限にあるわけではないですので、本当に転職できそうな人しか相手したくないのが本音です。
海外に出る覚悟がある(既に日本でも転職活動として動き始めているなど)人だけに時間を割きたいでしょうからね。
積極的に自ら情報を取りに行くことが、海外就職の成功のカギです。最低でも2社は登録しましょう!
迷ったら、業界大手の『JAC Recruitment』と『doda』に登録しておけば、幅広く海外求人を確認できます。
でも、駐在だとすぐに赴任できないでしょ?
これ、わたしも勘違いしていたのですが、駐在でも最近はかなり早く渡航できる案件もあるんですよ。
当然応募が殺到するので、公開せずに非公開求人としてエージェントが抱えているんですが・・・。
考えてみれば当然で、海外に出れる人材が社内にいない=中途で人材を探しているわけです。
企業側としても、むしろ早くタイや海外に渡航してほしいんですよ。早く出たい方は、早く海外に出たい旨を伝えて、キャリアアドバイザーに一緒に探してもらいましょう。
タイ転職までの流れ
タイの仕事を見つけて、実際に働き始めるまでのおおまかな流れは以下のとおりです。
転職エージェントに登録(5分)
↓
エージェントから電話を受けて日程調整
↓
キャリア面談に行くき、求人情報をもらう
↓
(このタイミングであなたの職務経歴書のブラッシュアップもしてもらう)
↓
良さそうな求人に応募。書類選考(約1〜2週間)
↓
Skype面接or現地面接
↓
内定。雇用条件や給与交渉を代わりにやってもらう
↓
内定先の企業から指定された書類を準備する
↓
タイに渡航し、海外就職を開始する
タイや海外向けの転職エージェントに登録後、平均2ヶ月~3か月程度で採用合格通知をもらっています。
もちろん仕事が決まってはいおしまい!ではないですよね。
内定前後の動きとして、はじめてタイに移住となると、いろいろと手続きが必要になります。
以下リンク先では一連の流れをまとめましたので、よろしければ確認してみてください。
この中で内定をもらう前に見ておくべき記事として、3つほどピックアップしておきますね。あなたの状況に応じて見比べてみてください。
タイ転職におすすめの転職エージェント:まとめ
今回はタイで転職するために、利用したい転職エージェントや活用法についてご紹介しました。
タイ転職にまず活用したいおすすめのエージェントは以下のとおりです。
- JAC Recruitment
- リクルートダイレクトスカウト
- doda
※海外求人では外せない1社
※現時点の年収600万円以上の方
※幅広く海外求人を見ていきたい方
あなたの現状に合わせて、うまく使い分けてくださいね。
もし機会があれば、転職に成功し、タイでお会いできる日を楽しみにしています。
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Follow @genchisaiyouチャイカプ
タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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