わたしは日本とタイで計6年間ほど人材コンサルタントをやっていましたので、海外就職をして来た人をたくさんみてきました。
2013年からは私自身も海外(タイ)で就職して働いています。本日は自分の体験と知見を交えて、説明していきます。
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完全無料で悩み相談ができるので、ぜひ利用していきましょう。
目次
海外就職する国を選ぶ基準をしっておきましょう
海外で就職・転職をする国を選ぶ場合に、まず気を付けなければいけない点は以下の通りです、
- 就業ビザを取りやすいか?
- 日本人が生活しやすいか?
- 給与と生活費のバランスは良いか?
- 次のキャリアをどうするか?
今回の記事ではおすすめの「国」について書いていきます。
就業ビザを取りやすいか?
✈ビザなしで渡航可能な国数ランキング✈
1位:日本🇯🇵(190)
2位:シンガポール🇸🇬(189)
3位:韓国🇰🇷(188)
3位:ドイツ🇩🇪(188)
3位:フランス🇫🇷(188)
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68 タイ🇹🇭(77)
タイももう少し解放されるといいんだけど・・
日本のパスポートは世界最強です。利用しなきゃ損です😎— タイ就職×複業🇹🇭チャイカプ@バンコク中心に多拠点生活 (@genchisaiyou) December 21, 2019
日本のパスポートは世界最強なので、旅行であればビザなしで行ける国は多いです。ただし、これは短期滞在だから許されること。
わたしたちは海外に出た瞬間から外国人となります。それぞれの国で就業が決まったら、「就業ビザ」を取らなければいけません。
これは単に入国を許可するだけでなく、外国人として別の国で働くという証明書の役割も果たしています。
ビザの基準や、必要な書類、取得にかかる期間や料金は、国ごとによって大きく異なります。
一般的にビザの基準は厳しく設定されています。まぁそうですよね、わざわざ自国民ではなく他国の雇用を保証するんですからね。
どの国も自国の雇用を第一に考えてますので、よほど人材が不足している国でもない限りは多くの門戸を開いていないです。
どの国でも好まれるのは、技術者や特殊スキルのある人、既に高額の給与を得ているような人材です。
もちろん、そうじゃない人でも海外で就職できる可能性はありますが、ビザの難易度は大きく変わります。
日本人が生活しやすいか?
遊びに行くのではなく、長期で住んで働くことになります。旅行程度なら我慢できることでも、長く滞在するにはキツイ環境もありますよね。
基本的には最低でも1度は旅行をしてみることをオススメしていますが、その際に気を付けておくことは以下でしょうか。
- 食生活
- 主要言語
- 気候
食生活
タイ🇹🇭でも食べられるよ
・吉野家
・すき家
・テンヤ
・大戸屋
・一風堂
・弥生軒
・スタバ
・ウナとと
・CoCo壱
・丸亀製麺
・世界の山ちゃん
・リンガーハット
・モスバーガー
・マクドナルド
・ペッパーランチ
・ディーンアンドデルーカ
・コメダ珈琲🆕
…文字数#タイにある日本でおなじみの食事— タイ就職×複業🇹🇭チャイカプ@バンコク中心に多拠点生活 (@genchisaiyou) October 23, 2019
食事ってすごく大事なポイントですよね。わたしは日本食がないと、長期滞在だとストレスを感じるタイプです。
だからフィリピンに住むことは無理だなって思った過去があります。旅行ならローカル食を楽しめるんですけどね・・・。
日々、口に入れる食事が偏らないか?きつくならないか?大事ですよ。
主要言語
その国の公用語は何なのか、国民の英語レベルはどれほどなのかは確認しておいた方がいいですよ。
英語が通じない国も多いですから。なお、タイでも一般生活においてはあまり英語が通じません。
ただここで大事なのは「業務に必要な語学レベル」がどの程度であるか?ですね。
アメリカやヨーロッパで求められる英語スキルと、東南アジアで求められるレベルは圧倒的に違います。
欧米では普段の日常生活でもある程度の英語力がないと、ストレスを感じることもあるでしょう。
しかし私が住む東南アジアなどであれば、そこまで高いレベルは求められません。
「英語を使って仕事がしたい」と思う方は、日本にいる間から英語の学習をしておく必要があります
東南アジアレベルで求められる英語力をつけるのであれば、短期留学もお勧めです。
気候
たとえばタイには3季あります。旅行で来るときはだいたいハイシーズンだと思うので、良いイメージが残りがちです。
観光客があまり来ない時期に1度渡航してみることをオススメします。
また、おなじ国内であっても地域によって気候は大きく異なります。沖縄と北海道ではまるで違うのと同じですね。
給与と生活費のバランスは良いか?
日本のエンジニアってかなり薄給で働いているので、海外に行くとかなり昇給することは間違いないです。
ただし、これはあくまでもその国の生活コストと比較して考えなければ意味がありません。きちんと物価については考慮しておく必要があります。
それぞれの国で「もらえる給料でどのレベルの生活になるか」「いくら貯金できるか」などをきちんと想定しておきましょう。
次のキャリアをどうするか?
海外で現地採用として就職した場合、その後のキャリアは決めていますか?
何も考えずに飛ぶと日本に帰国してから痛い目を見ますよ。
帰国して日本で再就職する
これが一番多いです。現地採用といっても3年以内には帰国する人が多いんですよね。グローバル化に伴って、
人材エージェントの謳い文句ですけど、これをそのまま信じたらだめですよ。笑
海外に出る=評価されるわけではないです。きちんと評価に繫がる職種に就いておくことが大切です。
国内の現地採用としてキャリアアップする
私の周りにもいますが、働いている国の法人でそのまま昇格していくケースですね。
現地の方と結婚すると、このパターンが多いです。
駐在員として再度渡航する
たまに聞かれるんですけど、海外で会社員をするなら、まず駐在の可能性を確認してから来た方が良いですよ?
圧倒的に資産がたまるし。現採も駐在も結局は労働所得を得る立場であるのに変わりないですしね。
家族連れなら奥さんもリモートで働けば強烈に資産を貯められます😊
— タイ就職×複業🇹🇭チャイカプ@バンコク中心に多拠点生活 (@genchisaiyou) November 22, 2019
圧倒的に資産がたまるし。現採も駐在も結局は労働所得を得る立場であるのに変わりないですしね。
家族連れなら奥さんもリモートで働けば強烈に資産を貯められます😊
基本的にはいきなり現地採用職を探すのは、物凄い機会損失です。
まずは海外駐在で働ける可能性がないか?しっかり探すことをおすすめしています。
1度現地採用をしてから、あらためて駐在になる人もいますね。
フリーランスやリモートワーカーとして勤務する
僕の友人は駐在員だけどフルリモートなので、いつも好きな場所で働いてます。
家で家族と過ごしたり、カフェやコワーキングでやったり。
chatwork、Slack、googlehangoutsやzoomなどを利用して仕事を回す。
1番お金が貯まるし、収入の安定さがある中で1番自由な働き方。そういう働き方もあるよ🙂 pic.twitter.com/gB5dJfGPFe
— タイ就職×複業🇹🇭チャイカプ@バンコク中心に多拠点生活 (@genchisaiyou) November 28, 2019
家で家族と過ごしたり、カフェやコワーキングでやったり。
chatwork、Slack、googlehangoutsやzoomなどを利用して仕事を回す。
1番お金が貯まるし、収入の安定さがある中で1番自由な働き方。そういう働き方もあるよ🙂
個人的にオススメしているのはこのパターンですかね。リモートワークOKの会社にビザを出してもらう。
日本との時差とネット環境だけ考慮すれば、あとはどこの国でも働けます。
あとはフリーランスでしょうか。ただしフリーランスだと、ビザの関係で長期滞在し続けられないケースも出てきます。
その場合は
- 現地ローカルの人と結婚して住む
- 日本人の帯同(主婦or主夫)で住む
- 大量の現金を用意して高額なビザを取得する
このあたりですかね。
海外就職にオススメの国は?
自分が気に入った国に住むのが1番なので、好きにしたらよいと思います。
しかしあえてオススメはどこだ?と聞かれたら、やはりタイを中心とした東南アジア諸国でしょうか。
主な理由は以下の3点。
- ASEAN市場が伸びている
- 最初の就職ハードルが低い
- 生活レベルを上げられる
ASEAN市場が伸びている
画像参照:アジア太平洋地域経済見通し
人口が増えていて、潜在成長力も極めて大きく、中国の次の『世界の工場』になりうる投資先として非常に有望とされています。
日系企業も進出数が増加し続けていますよね。タイだけでも日本企業は4,700社近く進出しています。
人口は特にインドネシアが牽引してくれていますね。今後もさらなる発展が期待されている市場です。
最初の就職のハードルが低い
先述したように、欧米は高い語学力とスキルがないと就職するには難しい状況ですが、東南アジアであればそこまで高い英語力は求められません。
語学力を有意義に活用したいという人以外は、欧米よりも東南アジアのほうが就職しやすい環境と言えますね。
語学力に自信がない場合、最初に就職する企業は日系企業になるケースが多いと思います。
そして日系企業の進出がこれだけ増えているということは、それだけ就職するチャンスが多いというわけですね。
生活レベルを上げられる
東南アジアはシンガポールだけが物価が高いですが、それ以外は日本よりも物価が低い国が多いです。
特に「家」のコスパが最高にいいです。日本でいうタワマンに普通に住めちゃいますね。
土曜の朝です@🇹🇭バンコク
タイだと都心でも月に5万円〜10万円くらいで
✅ジム
✅プール
✅庭園付きの家に住めます。中には
✅ラウンジ
✅サウナ
✅風呂
✅コンド内レストランとか付いてるとこも。家のコスパが最高です😌 pic.twitter.com/izXWjecpJh
— タイ就職×複業🇹🇭チャイカプ@バンコク中心に多拠点生活 (@genchisaiyou) January 12, 2019
タイだと都心でも月に5万円〜10万円くらいで
✅ジム
✅プール
✅庭園
付きの家に住めます。中には
✅ラウンジ
✅サウナ
✅風呂
✅コンド内レストラン
とか付いてるとこも。家のコスパが最高です😌
日本との時差が短いのもいいですよね。フィリピンなら1時間、タイなら2時間です。日本との距離が短いから可能であるわけで。
何か日本に帰らなければならない場合でも、コストも時間もかからずに帰れる距離感って、意外と安心材料だったりします。
あとはリゾートにも行きやすいのも嬉しいポイントです。
バンコク🇹🇭が最高な理由
・ノービザ延長で60日
・ノマドやフリーランスも多い
・アジアのハブ空港で移動に便利
・島とリゾートたくさん🏝
・ネットが早い
・常夏で暖かい
・生活費5万〜
・1時間300円マッサージ
・プールジム付きで5万円
・日本食多い
・日本食多い
・日本食多…どこも魅力的だね😊 https://t.co/QU1mPe9iuq
— タイ就職×複業🇹🇭チャイカプ@バンコク中心に多拠点生活 (@genchisaiyou) September 19, 2019
・ノービザ延長で60日
・ノマドやフリーランスも多い
・アジアのハブ空港で移動に便利
・島とリゾートたくさん🏝
・ネットが早い
・常夏で暖かい
・生活費5万〜
・1時間300円マッサージ
・プールジム付きで5万円
・日本食多い
・日本食多い
・日本食多
とはいえ、ここまで述べたようなメリットだけを夢見て渡航するとひどい目に合います。
以下の動画でも述べていますが、しっかりとデメリットは理解したうえで就職するようにしましょう。
余談:海外永住しやすい国
余談ですが、就職ではなく永住しやすい国としては以下のような国があります。ご参考までに。
- 🇵🇾パラグアイ
- 🇳🇴ノルウェー
- 🇳🇱オランダ
- 🇵🇭フィリピン
日本との間に移住協定があり費用ゼロで永住可
北部のスヴァールバル諸島なら仕事と住居が確保できれば永住可
銀行に60万円を預けて起業ビザを取得し5年住めば永住可
35才以上なら銀行に200万円以上預けたら永住可(維持費年4万)
海外就職のおすすめ:まとめ
ここまでの話をまとめます。
- ビザ・お金・生活環境・その後のキャリアを想定して動くことが大切
- まずは最低でも1度は渡航して環境を確認しよう
- いきなり現地採用を選ぶのはNG
海外就職を始める際には、あなたがどこでどんなキャリアを過ごしていきたいか?
最初はぼんやりとでもいいので、目指すべきゴールを決めておきましょう。
海外就職をしたい場合は、基本的には転職エージェントに登録して海外の求人情報をもらいます。
以下リンク先をご参照に、ぜひ良い求人をもらってくださいね。
注意点、手続き、就職活動に必要となる情報をまとめた記事一覧は下記リンク先から確認してみてください
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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