周囲に打ち合えると、かなりの確率で言われるのが、
「結婚はどうするの?」
「婚期逃しちゃうよ?」
こういったおせっかいな(笑)言葉たち。
特に女性は、耳にタコが出来ている方も多いのでは?
自分の人生は自分で拓くのだ!と意気込んていても、やはり気になってしまいます。
海外就職すると結婚を遠ざけるって本当なのでしょうか?
迷えるすべての結婚適齢期の方たちに、海外婚活のメリット・デメリットを検証してみました。
目次
海外就職と結婚の意外な関係性とは
なぜ海外就職と結婚は同時に語られることが多いのか?
それは、海外就職を考え始める年齢に大きく関係があります。
海外就職もしくは転職をする場合、3年以上の実務経験(社会人経験)を求められることが多いです。
そうなると、経験を積むために新卒で日本で就職。
そして海外就職に向けて動き始める頃には、どんなに早くても25歳前後にはなっています。
実は、この年齢には意外な秘密が隠されています。
2015年社会保障・人口問題基本調査(結婚と出産に関する全国調査)のデータによると、結婚した男女が出会った時の平均年齢は
男性26.3歳
女性が24.8歳
そう、海外就職を考えはじめる25歳前後といえば、データに基づいた将来の結婚相手との出会いのチャンスでもあるのです!
25歳で出会って数年のお付き合いを経て30歳を前に結婚、なんとも理想的ですよね。
私の友人(女性)もその王道パターンに憧れていた一人でした。
そのいわば大事な時期に海外に出ることになる。
それは言い換えれば、出会いのチャンスを逃しているということ。
そういう意味では冒頭の「婚期逃しちゃうよ?」というのはあながち的外れな指摘ではないのです。
おせっかいであることは変わりありませんが。(笑)
学生時代から付き合っている恋人がいれば、このタイミングでの結婚を考えても良いかもしれません。
海外就職をするとなると、結婚は無理?
しかし今いる会社からの駐在ではなく「転職」という形での海外就職となると、たくさんのハードルが立ちはだかります。
給与も下がる可能性もありますし、慣れない土地で一から生活を築いていくとなると、自分のことだけでも精一杯になります。
そこに更に相手のビザの問題やキャリアのことも考えなければならない。
そうなると中々思い切った決断というのは難しいですよね。
海外転職で駐在や現地採用を目指している方、そして実際に実現した方はほとんとが単身者です。
当然その可能性を考えますよね。
そこで、海外で婚活することのメリット・デメリットを検証していきましょう!
海外婚活のメリットとは
海外婚活のメリットをあえて一言でいえば「日本人は人気がある」ということです。
日本人女性が外国でモテるというのは割と有名ですよね。
そして日本はまだまだ経済大国の一国なのでそういう意味でも、注目度と人気は高いと言えます。
外見に対する価値観も多様です。
もし日本ではあまりモテなかったとしても、国を変えれば思わぬ「モテ期」が来るかもしれません!
他にもメリットとして挙げられるのは以下3つです。
- その国への永住
- 年齢でのプレッシャーが少ない
- 人生計画が重なりやすい
現地の人や外国の人と結婚することで、その国に住める可能性がある
海外就職といえば常に付きまとうのが「ビザへの不安感」です。
国の方針が突然変わったり、会社から契約の更新がなければ、短期間のうちに国外へ出ないといけないこともあります。
海外就職をすれば、出会いは職場の同僚やよく行くバー、現地知人の紹介等など外国の国籍の人と知り合う可能性も高くなりますよね。
また、付き合いを経て、例えば共通の言語である英語力の向上や、相手の国の言語を新たに学ぶなど、語学力の向上にもつながっていきます。
もし配偶者となった人の国でビザをとれば、その自国民と似た保証を受けることが出来、就職においても選択肢の幅が大きく広がるかもしれません。
年齢でのプレッシャーが少ないので、焦らずに相手を選ぶことが出来る
日本ではどうしても
という言葉が、家族・友人果ては職場の先輩方などから頻繁に出てきます。
しかし海外就職をして現地に住んでいれば、そういったことから一定の距離間を持つことが出来ます。
また海外就職して現地に住んでいれば私たちは「外国人」です。
現地にもそれぞれの結婚事情はあると思いますが、そういったことも圏外でいることができます。
そして何より、海外にいると「年齢はただの数字、自分の人生を生きる」という人たちが多いです。
じっくりと年齢に捕らわれすに、自分の人生のパートナーを選ぶことが出来ます。
似通った性格や、人生計画の人と出会える可能性が高い
もし日系企業で働いていいれば、そこで働いている同僚は「日本に興味がある人」かもしれません。
また同じ日本人でも現地で出会えば「今後も海外で暮らしていきたい」と考えている人である可能性は、日本国内で探すよりも圧倒的に多いのではないでしょうか。
そういった人であれば、性格や思考も似ていると思われますし、意気投合しやすくなりますよね。
海外婚活のデメリットとは
海外婚活のデメリットとして真っ先に考えられるのは「遠距離になる可能性」です。
現地の人と交際していたが、任期が切れたり契約が切れたりして日本に帰国せざるを得ないこともあるでしょう。
またそれは相手も違う国から来ていた場合、同じく相手の方が契約満了等で自国への帰ってしまう可能性があります。
例え日本人同士であっても、お相手の契約期間の差があればどちらかが先に帰国する、ということは十分考えられますよね。
遠距離恋愛を続けるとなると、相手の国への渡航費や滞在費など支出も増えてきます。
これが駐在員ならまだしも、現地採用の給与は日本の平均給与に比べると低いことは多いです。
そういった経済的な負担のことは考えておいたほうが良いかもしれません。
家族の介護などのために帰国することがあるかもしれない
上記で挙げた仕事の契約上の問題だけではなく、例えば突然の帰国の理由は家族の介護などであるかもしれません。
自身が25歳前後であれば両親もまだ働き盛りで元気な方が多いでしょう。
しかし突然の病気やケガなどは予想できません。急な帰国となるかもしれません。
またそういった突然の事態に、海外にいるがためにすぐに帰国して対応が出来ないということもあるでしょう。
文化や言葉の壁
同じ日本人であっても付き合っていれば、勘違いや言葉足らずなどでの喧嘩はたくさんあります。
それが、育った文化や言葉が違えば、思わぬカルチャーショックがあるかもしれません。
日本人同士の付き合い以上に、思いやりや言葉での説明など、相手の文化の配慮などが必要になってきます。
そういったことが人によってストレスになってくることは、珍しいことではありません。
海外就職と結婚:まとめ
海外就職を考え始める25歳あたりは、日本ではもっとも出会いのチャンスであることはデータからも間違いはありません。
そういう意味では、日本での結婚は確かに遠ざかるかもしれません。
それでも一度きりの自分の人生、海外での出会いを目指して海外就職に踏み切り、現地で婚活をした場合のメリットデメリットをおさらいしておきましょう。
メリット
- 日本とは違う価値観から「モテ期」が到来するかもしれない
- 現地の人や外国の人と結婚することでその国に住める可能性がある
- 年齢でのプレッシャーが少ないので、焦らずに相手を選ぶことが出来る
- 似通った性格や、人生計画の人と出会える可能性が高い
デメリット
- 仕事の契約切れなどで相手と「遠距離恋愛」になる可能性が高い
- 家族の介護などのために帰国、またはすぐに対応が出来ないことがある
- お相手と育った国が違うことによる、文化や言葉の壁
一度きりの人生、自分の好きなように生きたいと願ことはワガママなことではありません。
「結婚したい」その気持ちは本当に心の奥底から湧き上がる願望ですか?
それとも周りの結婚ラッシュや親からのプレッシャーからの焦りかもしれない、そう考えたことはないですか?
日本の統計では確かに、海外就職に踏み切る場合は婚期を逃すかもしれません。
しかし、周りに流されてとりあえず「結婚しなくては」そう焦る気持ちがあるとすれば、あえて海外に出てみることを私はお勧めします。
異国の地で一から生活をしていく中で、友人たちと距離を置くことで「自分の本心」に気づくチャンスになるかもしれません。
思い切った自分の行動から、自分に自信を持つことにつながり、就職先での素敵な出会いにつながることだって大いにあり得ます。
メリット・デメリットを踏まえて、それでも一緒にいたい誰かと出会えれば、それは誰よりも幸せな関係ではないでしょうか。
世界は思っているよりもずっとずっと広いです。
まずは自分の可能性を信じて踏み出した方が 、本当の幸せへの近道かもしれませんよ。
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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