タイに中長期で滞在する方の中には口座を作りたいという方も多いと思います。
特にタイで働く人は給料の振り込みに口座の開設は必須です。外国人はタイで口座開設はできるのでしょうか?結論から言うと口座開設は可能です。
しかし、持っているビザによって条件があったり書類が違ったりします。
今回は「観光ビザ」や「学生ビザ」等の就労ビザ以外のビザで口座を開設する方法をご紹介します。
(2021/9/28追記)※以前は開けましたが、タイもFATF対応により2021/9/26日以降、銀行口座開設時の必要な書類が変更(追加)となっています。
残念ながら現在は観光ビザまたは到着ビザによるお申込みはできません。
目次
タイで銀行口座を開設するのに条件はある?
冒頭にもお話ししたように就労ビザを持っていない外国人でもタイで銀行口座を開設することはできます。
しかし、口座開設には条件があります。
具体的には、「口座を開設できる銀行が限られていること」「開設する口座の機能に制限があること」の2つです。
就労ビザを持っていない状態で口座が開設できるのは「クルンシィ銀行(アユタヤ銀行)」です。
そのほかの銀行では就労ビザや、ワークパミットがなければ口座開設ができないのでご注意ください。
※支店によっては他銀行でもできる噂は聞きましたが、現時点では新しく開設できないことも多いようですのでご注意ください。
また、銀行口座の機能にも制限があります。
「ネット送金ができない」「ATMでの入金ができない」「利子がつかない」といった制限です。
制限があるとはいえ、これらの機能がなくとも通常使う分には特に不便はないのでご安心ください。
追記
上記ですが、知り合いから情報いただけました
アユタヤ銀行の場合、賃貸契約書があればResident口座が作れるし、ネットバンクも開けるので、とても便利です。
とのことです。これから開かれる人は試してみてください:D
口座開設の必要書類
クルンシィ銀行(以下、アユタヤ銀行)で口座開設をする際に必要な書類は下記の通りです。
- パスポート
- 学生ビザ(パスポートに張り付けてあるのでパスポートがあれば大丈夫です。)
- 最初に預けるお金(500バーツ以上)
これだけです!しかし、申し込みの際にはタイでの住所や、タイで利用できる電話番号を聞かれます。
これらが分かるものを用意するようにしましょう。
追記(2021/9/28)
冒頭でも申し上げました通り、制限が厳しくなったため、追加で以下の滞在目的別書類の準備も必要です。
就労者 | 雇用証明書(人事責任者または会社代表者の署名、社印のあるもの) 法人登記事項証明書(1ヵ月以内に取得したもの、コピー可) TAX IDカード(これは任意) ワークパーミット(発行前であれば要交渉) |
就労者家族 | タイ入国管理局発行のResidence Certificate等 |
学生 | 学校/教育機関発行の在籍証明書等 |
口座開設の手順
それでは実際の口座開設の手順をご説明します。銀行に到着したら口座開設をしたい旨を伝えてください。
番号札が発券されるので番号が呼ばれるまで待ちましょう。
カウンターに呼ばれたら口座を作りたい旨、就労ビザではなく学生ビザであることを伝えます。
すると口座の機能にがあることを軽く説明され、書類への記入を促されます。
特に事前に準備が必要な情報はないので安心だね
さらにその他の口座の内容に関する書類に4枚ほどサインをします。書類の記入が終わったら開設の手続きをしてくれます。
手続き中に一度暗証番号を決めて入力するのですが、日本とは違い暗証番号は6桁なので事前に決めておくとスムーズです。
そこまで終わるとあとは待つだけです。この日はカウンターに座ってから開設まで20分程度で終了しました。
手続きは英語で行われるのですが、特に難しいやり取りはありません。
書類の英語も必ずその場で理解しなけれなばらないような部分はあまり難しい英文ではなかったので安心してください。
口座開設の際の注意事項
先ほどのお話ししたように就労ビザでないビザでの滞在では口座の機能に制限があります。
さらに、口座開設に手数料が300バーツかかります。最初に預ける500バーツと併せて800バーツ以上準備しておいてください。
また、口座の金額が2,000バーツを下回ると口座を保持するのに手数料がかかるのでこちらもご注意ください。
口座開設後の注意点
タイの銀行はある程度管理してあげないと、残高ゼロで突然自動閉鎖されます。
実際に事前通知もなくて自動閉鎖後は復活も出来ませんという人がチラホラいました。
口座残高が2,000THB未満かつ1年以上入出金がないと管理手数料(50THB/月)がまず発生します。
その後、残高ゼロになった時点で自動閉鎖対象になります。
もしくは残高はあるが約2年間の入出金が無い&銀行からの連絡を無視した場合。一時凍結されますが復活可能なようです。
一部の銀行はワークパーミットや長期ビザが必須で、条件を満たせない場合は口座再開は不可能だよ。
あとはタイで以前に就労していてワークパーミット取って帰国した人とかも。
バンコクには日本語対応可能な窓口もあります!
アユタヤ銀行はバンコクに日本語対応可能な窓口がいくつかあります。
今回伺った場所は「スクンビットソイ55」にあるアユタヤ銀行です。
私が日本語対応を希望することを伝えなかったからかもしれません。
日本語対応を希望する方は銀行に行って番号札を取る際に日本語対応を希望する旨を伝えてみてください。
もしも日本語対応が受けられない場合も簡単なやり取りができれば問題ありません。
というのもアユタヤ銀行では日本語対応の電話窓口があるので、後日複雑な質問はそこから質問可能です。
どうしても日本語対応を希望する方は事前にアユタヤ銀行に問い合わせて受付可能時間等を確認してくださいね。
タイでも近郊口座開設はこれで完璧!
記事のポイントをまとめます。
- 学生ビザでタイで口座を作るには条件がある
- 必要書類はパスポート(&記載されたビザ)と滞在目的別書類
- 口座開設時のお金は手数料の300バーツと最初に預けるお金(500バーツ以上)が必要
- バンコクには日本語対応してくれる窓口もある
バンコクで生活していくのに働いていないのであれば口座はなくても生活できます。
しかし家賃の振り込みや、電気代など、口座があることで支払いが楽になることも多いです。
800バーツ(約2,800円)もあれば口座を開設できます。また、開設の必要書類や手続きもとてもハードルが低いです。
ぜひ口座開設にチャレンジする際は参考にしてみてくださいね。
そうならないように、日本からいつでも海外送金ができる準備はしておきましょう。以下の記事を参照にどうぞ。
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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