【絶望】海外で日本語教師として働く方法と未来のキャリアについて

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海外で日本語教師として働くにはどうしたらよいのかな?
TVやネットでは良い面が紹介されるけど、教師になった後はみんなどうしているんだろう?

海外在留の日本人は年々増加し、その中で海外で日本語教師をしたい方も増えてきています。海外で働く為の手段の一つとしても、日本語教師を目指す方が増えてきています。

海外で日本語教師って、実は大学で教職課程を学んだり、教育学部で学んでいない人でもなれちゃうんですよね。

だからこそ、帰国してから大変な苦労をしてたりもします。この記事では、

  • 海外で日本語教師になるための準備と方法
  • 帰国後のキャリアについて

上記を軸に紹介していきます。わたしは2013年12月から海外(タイ)で就職して暮らしておりますが、多くの日本語教師を見てきました。

これから目指す方におすすめのやり方と、大事な出口戦略について記載していきますね。

日本語を学ぶ外国人の数は?

世界では137か国、約365万人が日本語を勉強しています。結構な数がいますよね。

この人数には独学者は含まず、学校の授業や語学学校、ネット教育などの人数だけがカウントされています。学習人数の上位10か国は以下の通りです。

第1位 中華人民共和国(中国) /95万3,283人
第2位 インドネシア /74万5,125人
第3位 大韓民国(韓国) /55万6,237人
第4位 オーストラリア /35万7,348人
第5位 台湾 /22万0,045人
第6位 タイ /17万3,817人
第7位 アメリカ合衆国(米国) /17万0,998人
第8位 ベトナム /6万4,863人
第9位 フィリピン /5万0,038人
第10位 マレーシア /3万3,224人


参照:国際交流基金 2015年度「海外日本語教育機関調査」
参照:国際交流基金 日本語教育 国・地域別情報 2017年度

海外(アジア)の日本語教師の需要

シャツを来た日本人女性

第1位はやはり中国。まぁそもそも人口規模がでかいので、どうしてもここが1位にはなりがちです。ただどこの国でもそうですが、グローバル化に伴い英語や中国語の人気が強いですね。

韓国は日本よりも早くフィリピンへの英語留学の道ができていましたよね。残念ながら、日本語の需要って水面下ではものすごい勢いで減ってきています。

まぁ勉強しても収入が増えない=親世代も教育させる理由がないですからね。独学の趣味レベルであれば別ですが、日本の相対的な地位が下がっている現状では語学需要も下がります。

インドネシアでは第2外国語として、中学や高校などで日本語を学ぶ若者も多かったんですが、2013年の教育課程の改訂で第2外国語が必修科目から外れたため日本語の学習者も減少してきました。

日本人がよく目にする日系メディアでは

日系メディア
日本語勉強者は増えています!

アピールが多いですが、正直世界規模でみると減少していると言っても過言ではありません。

わたしもタイに暮らしていますが、この方のツイート同様に体感値では減っていますね。これがそのうち数字にも反映されてくる可能性は高いです。

海外(欧米)の日本語教師の需要

外国人が手を合わせている画像

アメリカがアジア以外で唯一7位にランクインしていますが、これは数年前は6位だったので純減しています。

正直ですね、アメリカ・ヨーロッパで日本語教師として働く事は超超超絶に狭き門です。基本的にはありえないと思って間違いありません。

なぜでしょうか?それは学ぶモチベーションの違いです。アジア圏の日本語学習者の目標は、日本語を使って仕事をして、良い給料をもらうことでした。

その為、自分や子供の給料がかかっている為、モチベーションが非常に高かったんです(上述したとおり、それすら下がっていますが。)

一方、欧米の日本語学習者は基本的には趣味です。日本語が喋れなくても、生活やビジネス、自分の給料には影響が無い為、積極的な学習者が少ないです。

というか、英語ができればむしろ世界中を相手にビジネスができますので、たいしてスキルがない人間でも食っていけているというのが事実ですね。

英語教師で世界一周している西洋人とかにたまに会いますけど、日本語教師と比べた時の給料の差に愕然としますよ。何倍違うねん!という話です。

欧米でも日本語教師の求人が無いわけではありませんが、

  • 英語ネイティブ
  • ビザは自分で取る

など条件が厳しい求人が多いです。(これ以上に悪い条件でも、欧米の日本語教師枠の求人は速攻で埋まります)

教師として日本語を教える喜びを感じながら、最低限度の生活していくことを目指していた

・・・はずが、教師以外の部分で気を使って生きていかなければならないのが現実です。

国際交流基金によると、アメリカでは国の教育予算削減で2010年以降、日本語を含む外国語科目が削減される動きが多くあります。

日本語教員の減少が拍車をかけており、地域の日本語教育を長年支えた教員が高齢になって引退するのを機に、授業が廃止されるケースも出ていますね。

海外で日本語教師をやるためには就労ビザが必須

visaの画像

外国で日本人が働くためには、専用のビザが必要です。わたしも働いていますので、もちろん取得しております。

国によって取得の難易度は変わりますが、基本的な考え方としてその外国人を雇うだけの理由がないとビザは発給されません。

日本語教師という仕事は、そういう意味ではクリアはしています。ただし、取得しやすいかというとそこまで良くはありません。

基本的には最低でも大卒は求められ、シンガポールなどは偏差値が低いと取得難易度が上がります。

これから海外で日本語教師として働くならどこの国がよいか?

ここまで日本語教師の需要減という悲しい事実を紹介してきましたが、それでも海外で日本語教師をしたい場合はどこでやるのが良いでしょうか?正解は、

  • ベトナム
  • フィリピン
  • タイ

ベトナム

長期的にみて減って行く中で、それでも維持・微増する可能性が高い国々です。

ベトナムでは最近になり「小学校の第1外国語に日本語が導入」されたり、「日本語・日本語教育学会」」が設立されています。

日本語学習を取り巻く環境が向上し学習者も増えつつあること、ベトナムに進出する日本企業も増え、ベトナム人学生の採用機会も拡大しています。

進出してきた日系企業がきちんと待遇がよい案件を多く提示できれば、積極的に日本語教育に投資していく家庭も増えていく可能性はありますね。

フィリピン

フィリピンは、欧米圏や近隣の東南アジア各国に看護師や介護士の人材を多く派遣しています。

以前に私は香港に住んでいたことがあるのですが、週末になると出稼ぎで来ているフィリピン人が公園に多く集まっていましたよ。

日本では国内の介護士は重労働・低賃金ということもあり人材が不足しています。そのため、フィリピンからの人材獲得に注目が集まっています。

ただ日本って外国人が働くための基準が厳しいんですよ。介護職に就労するために来日する場合は介護資格の取得や現場での経験、これは必須です。

それに加えて来日時点で日本語能力試験N4級クラスの日本語能力、来日後1年以内に日本語能力試験N3、または介護に特化した日本語能力試験に合格することが必須です。

ここまでして果たしてわざわざ外国人が日本に来るか?という疑問は残りますが、少なくとも他の国よりは需要があるとみてもよいでしょう。

タイ

タイも日本語教師として働いている人は毎年来ています。親日ということもあり、減りつつありますが、それでもタイ人で日本語に興味を持っている人は比較的おります。

私は2013年12月からタイに住んでおりますが、暮らしやすく生活もしやすいです。

海外で日本語教師をやるときの給料

日本語教師アルアルではありますが、給料はどの国でも恐ろしいほど安いです。まぁそれだけ世の中での必要性、需要がないからなんですが。。。

  • タイ   :50,000円~150,000円
  • フィリピン:80,000円~120,000円
  • ベトナム :60,000円~100,000円
  • 台湾   :80,000円~120,000円
  • マレーシア:70,000円~140,000円

まぁだいたいですが、ざっくりこれくらいの範囲内で決まってきます。近年では東南アジアの人件費は上がってきています。

正直申し上げて、ここにあがっている給料の最低額の場合、現地ローカルの新卒よりも給料が低いこともあります。。。

海外で日本語教師になる方法

  1. 日本語教師養成講座420時間 修了者
  2. 日本語教育能力検定試験 合格者
  3. 大学日本語教育課程 主・副専攻修了者

海外できちんと給料をもらいながら日本語教師になる方法は大きく分けると3つあります。

これ以外ですと、資格を持たずにボランティアで教えるなどの方法がありますが、その場合は当たり前ですが他に収入源がないと厳しいです。

学生や駐在員妻はメインの収入源を必要としないため、ボランティアベースでやっている人もいますね。

本業としてやっていきたい方は上記3つが主流となります。以下1つずつ詳細をご紹介していきます。

日本語教師養成講座の受け方

日本の文化庁が定める420時間の日本語教師養成講座カリキュラム。これを受ける為には、まずは民間の資格学校などで専用のコースを受講する必要があります。

内容は座学(文法説明や言語学)と実技(授業を行う為のコミュニケーション)等を学びます。

良く出てくるのはヒューマンアカデミーとKEC日本語学院ですが、正直、文化庁のシラバスにそってやるだけなので、どこでも同じです。

安い値段と通いやすい教室に通えばいいと思います。ただ420時間ってかなり長丁場なんですよね。

平日午前中3時間、週5日通っても6か月以上かかります。

正直言って、これから失われていく日本語教育という市場に対して投資をするのは、お金以上に時間がもったいないです!

それでもどうしてもやりたい方は、以下で紹介するような教師試験に受かる方法を取る方が効率が良いですね。

日本語教育能力検定試験を受ける場合

日本語教育能力検定は、通信講座や独学で勉強できます。ですので、420時間講座に通う時間的に余裕が無い人におすすめです。

こちらの日本語教師能力検定の対策テキストや通信教育については、NAFL日本語教師養成プログラムが多くの実績とノウハウを持っています。

試験合格を目指すのであれば一度確認してみても良いと思います。

講座を受けない人の試験合格率は23%前後。一方で通信講座を利用した場合は57.4%と2倍以上の差があります。

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海外で日本語教師になるのであれば、どちらがあなたに適しているか?

海外で日本語教師になるための選択肢として、どちらがよりあなたにとって最適でしょうか?以下の区分けで考えるとわかりやすいです。

420時間日本語教師養成講座が向いている方

  • お金と時間にある程度の余裕がある方
  • 就職斡旋サポートを受けて、確実に日本語教師になりたい方
  • 将来のキャリアについてあまり頭を使って考えたくない方

厳しい言い方をしますが、日本語教師になるために時間とお金を大きく賭けることは、もはや負けが決まったギャンブルをやるようなものです。

詳しくは後述しますが、やりがいだけではなく、これから生き抜くすべを身につけることに時間を賭けたほうがいいですね。

日本語教育能力検定が向いている方

  • 時間に余裕がない
  • すでに海外に住んでしまっている
  • 日本語以外のスキルも身につける予定がある方

すでに本業で残業が続いている方や、他にも習いごとをしてスキルアップに励んでいる人の場合は時間を確保するのが難しいと思います。

また、現時点で既に海外在住等であれば物理的に通うことも不可能でしょう。そういう方は日本語教育能力検定を受けることをオススメいたします。

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海外日本語教師→帰国後のキャリアの失敗例

悩んでいる女性の画像

さて、ここからは現実の世界を見ていきます。わたしの友人のケースをご紹介します。

華やかな海外生活にあこがれ、これまでのキャリアをリセットし、28歳で晴れて海外で日本語教師になったHさん。無事に数年働けたHさんも気づけば31歳。

生徒と過ごす楽しい日々。しかし、それ以上に多い業務時間外の事務作業に追われる暗黒の時間。

狭い教師のコミュニティグループでは上の人間が言うことには容易に逆らうことはできません。気づけば家と学校の往復のみ。

残念ながら少ない給与のため、貯金もほとんどためることができず。

少し貯めては年に1回帰れる日本への一時帰国で消化する1年。気づけば30歳を超えてしまいました。

現地人と触れ合う中で、自分にはやはり日本人の伴侶が欲しいと感じるようになっていましたが、忙しい日々を過ごす中で、ただでさえ海外には少ないまともな日本人と出会うチャンスは皆無。

このままここに残っていても、お金もスキルも溜まらずに婚期も逃してしまうな

そう思い、完全帰国を決意。しかし海外で日本語を教えていただけのキャリアでは就職活動では全く評価してもらえずに10戦10敗。

お金もないので、帰りたくはなかった実家にひきこもり、少しでも良い条件の仕事を探す日々・・・。

これはHさんだけでしょ。わたしは違う

・・・本当にそうでしょうか?彼は教師を目指す前までは1流企業で6年間、1度も転職することもなくキャリアを積んでいました。

しかし、悲しいかな。日本では1度キャリアに穴が開くとなかなか次の就職では思うような条件の仕事につけないことが多々あります。

海外にいる期間に日本の企業の人事からまともな仕事で働いていたと思われない限り、駐妻が仕事をせずに海外に専業主婦として滞在してしまうのと同様に、評価は全くしてもらえません。

悲しいですが、これが現実です。では、こうならないためにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、いざとなったときに自分の力で稼ぐちからを身につけておくことです。

海外日本語教師の出口戦略

キャリアアップの画像

教師に限った話ではありませんが、終身雇用制度は崩壊し、国も副業を推奨する流れとなっているのは周知のとおりです。

もはや自分の食い扶持は自分で稼げるようにならないと、ただ働いているだけでは給料は発生しません。

ましてやただでさえ給料が低く、転職市場でも高く評価を受けるのが難しい教職であればなおさらです。

いずれ帰国するパターンを少しでも考慮にいれておく限り、渡航する前に少しでも個人の力で稼ぐ能力をつけておくことは絶対条件と言えます。

では、いま身につけておくべきスキルとは何でしょうか?それはエンジニアスキルです。

私の周りでも未経験×30代(文系卒、営業経験のみ)という方が、新たにスキルを身につけ、副業で毎月10万円以上稼いでいます。

本業は給料が安いのですが、副業で補う感じですね。

なお、あなたがこれまでにエンジニアスキルを身につけたことがない場合はTECH::EXPERTがオススメです。

こちらのスクールでは未経験者の方が多く相談をしていますので、実際に受講者がどこで躓くかを熟知しています。

そのため「こんなこと聞いてもいいのかな?」と気にする必要もなく、気軽にコンタクトができるんですよね。

世の中で求められているスキルで安定してお金を稼ぎながら、自分がやりたいことをしていくと、心が安定して仕事ができますよ。

「いつでも帰国できる」、「いつでも辞められる」という保険を自分で作っておく感じですね。

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なお、たくさん稼げるようになった人は、そのまま海外ノマドのように外国を渡り歩く生活も可能になります。

海外で日本語教師になる:まとめ

勘違いはしてほしくないのが、お金を稼げる仕事=尊いというわけではありません。

日本語教師は決して高い給与を得る仕事ではありませが、日本の文化や良さも伝える伝導師として大切な仕事です。

やりがいもある、素晴らしい機会はぜひ挑戦してほしいと思います。

とはいえ、これからオリンピックも控え国内での需要もピークを迎えていくでしょう。やりがいだけでは食っていけないのが人生です。

大切なあなたの生活をよりよくするためにも、ぜひ事前に生きていけるだけの準備をしてから挑戦していってください。

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