そう憧れる人もたくさんいると思います。
そして「海外就職」というとフルタイムの仕事や、イギリスへの駐在員などを思い浮かばれる方が多いのではないでしょうか。
とはいえ、海外へ出る方法はそれだけではありません。
今回はワーキングホリデーや学生ビザでの短時間労働もすべて含めた「広義のイギリス海外就職」をご紹介しますね。
目次
イギリスでの海外就職は難しい?
最初からこんなことを言うと夢も希望もないようですが、イギリスでの海外就職は相当に厳しい状況です。
2010年くらいまでは現地の語学学校や大学を卒業してから現地で就職、という流れも決して珍しいものではありませんでした。
しかし昨今、イギリスのみならず世界的に「現地の人の雇用確保」という流れがより強くなり、年々海外就職の道は狭きものとなってきています。
この流れの象徴の一つが ”BREXIT(ブレクジット)”です。
British Exit(ブレクジット)による就業先の減少
“British Exit” の略語でイギリスのEUからの離脱を巡る問題です。2020年1月31日に正式に離脱しました。
これまでEU加盟国では、貿易や人の移動が簡単に行われてきたんですよね。
EU加盟国のパスポートがあれば好きな国でビザをわざわざ取得することなく働くことができるからです。
そしてスペインやイタリアの美味しい食べ物が安くイギリス国内に入り、悪名高い(!?)イギリスのご飯もEUのおかげでかなり美味しくなったという話もあるくらい。
そんなたくさんの恩恵があった貿易や人の自由な移動が、イギリスがEUから離脱することにより大きく制限されてきています。
今までヨーロッパ事業の拠点としてイギリスに支社を置いていた日本企業が(英語圏という最強の強みがあったため)、最近どんどんドイツやオランダへと拠点を移動させる動きが目立ってきています。
イギリスにある日系企業が減るということは、イギリスでの日本人の就職先が減ることにもなります。
もちろん理由はこれだけではありませんが、こういったことからもイギリスでの海外就職は難しいと言わざるを得ないのです。
しかし、まったく不可能というわけでもありません。
イギリスで働けるビザの種類は3つ
細かくいえばもっとたくさんあるのですが、あくまでも一般的な海外就職を想定した場合には下記の3種類のビザがあります。
Tier2- 就労ビザ
1つはIntra-company Transfer visa(日本からの駐在員として派遣される際のビザ)
もう1つがGeneral work visa(寿司シェフなどの現地採用として出る長期ビザ)の主に2種類です。
社内での競争さえ勝ち抜けば、駐在員ビザは比較的出やすいです。
先ほど説明したようにブレクジットの影響でイギリス国内での日系企業の数は減少傾向にはありますが、現実性はまだまだあります!
現地採用としては、「現地人にはないレアなスキル」が求められるため、寿司シェフやITエンジニアなど専門的な知識や経験が重要視されます。
以下リンク先でも紹介していますが、IT系のスキルを身につけて海外へ出る人は最近増えていますね。
Tier4- 学生ビザ
学校が夏休みや冬休みの場合はフルタイムでの労働、学校期間中は週20時間以内での短時間労働が可能です。
(ただし語学学校は含まれません)
現地の大学に入学するだけの語学力、そして経済力も必要にはなりますが、それ以上の経験・つながりを得ることの出来る素晴らしい選択肢の一つだと思います。
Tier5- Youth Mobility Scheme visa(いわゆるワーキングホリデービザ)
イギリスのワーキングホリデービザは年2回の抽選(1月と7月)定員は合計で1,000人という非常に狭き門ではあります。
しかし応募時に英語力の証明が必要なく、就労の制限も一切ない夢のようなビザなのです。
18歳~31歳未満までの年齢制限付きのビザではありますが、最も実現性が高いのはこのワーキングホリデービザの抽選に応募し、チャンスをつかみ取ることかもしれません。
私の友人はこのビザで服屋、レストラン、留学斡旋企業の現地オフィスでカウンセラーとして計2年間働いてました。
自由度がとても高い働き方を実現していましたね。
イギリスでもらえる給料っていくらくらい?
実際にイギリスで就職した場合にもらえる給料とはいくらくらいなのでしょうか?
もちろん駐在員、現地採用、ワーキングホリデーといった雇用形態によって天と地の差はあります。
一般的に給与も福利厚生などの待遇も飛びぬけているのが駐在員です。
ここでは一例として、私の友人が働いていた時(2017年当時)の例をご紹介します。
イギリスでの最低法定時給は£7.8でした(25歳以上対象の時給)。25歳未満は最低時給の設定が異なり、当時£7.3です。
基本的に毎年改定が行われ年々僅かながら上昇します。
これはアルバイト、フルタイムにかかわらず一部例外を除いていかなる立場にも適用されます。
服屋、ロンドンUNIQLOで働いていた時の月給は約£1,200(約18万円)ほど。
レストラン勤務はアルバイトだったので最低時給£7.5、留学斡旋会社もアルバイト採用で時給£9でした。
1£=126円 (2019年3月)
イギリスでの仕事の見つけ方
具体的にどうやってイギリスでの仕事を見つけるかをご紹介していきます。
駐在員などのオフィスワークを見つける場合
駐在員案件に強いと言われる転職サイトに登録しましょう。
海外転職サイトはたくさんありますが、JAC Recruitmentは特にグローバル案件に強いことで有名です。
イギリス現地で仕事を見つける場合(国内からでも可能)
イギリス現地にも日本人向けの人材派遣会社がいくつかあります。
- centre people
- People first
(最寄駅Cannon street/Monument/Bank)
(最寄駅:St Paul’s/Moorgate/Bank)
現地にいってからの問い合わせも、日本から事前に問い合わせをすることも可能です(スカイプ面談も対応してくれます)
そして、ワーキングホリデーや学生さんがアルバイトを探すのに最もよく使うサイトが
MixBは仕事探しだけではなく、部屋探しなどイギリスでの生活に必要な情報がほぼ網羅されているサイトですので、こちらは要チェックです。
Gumtreeは英語のみのサイトにはなりますが、イギリスでのバイトを探すのに有名です。
イギリスでの海外就職まとめ
イギリスでの海外就職は東南アジアでの就職と比べると、非常に難しいです。
しかし全く方法がないわけではなく、
- 現地へ駐在員として派遣される
- 現地の大学へ進学してアルバイトとして就労を経験する
- ワーキングホリデービザの抽選に応募する
色々と可能性を広げることで、就職をすることは可能です。
まずは人材会社に登録し、どのような職種や業種で求人があるのかを随時チェックしましょう。
「イギリスでの海外就職」を目標に、自分のスキルや経験をブラッシュアップしていく、というキャリアの選択肢もあります。
イギリスだけでなく、そこにある求人というのは「世界で必要とされているスキル」と言い換えることも出来ますよね!
また、イギリスを最終目標にしながら、まずは語学力や就労ビザのハードルが低い東南アジアでの就職から徐々に経験値をあげる。
そんなキャリアの積み方もあります。
とにかく動いて可能性を確認してみないことには、何も始まりません。
まずは面倒くさがらず、諦めずに一歩踏み出していきましょう!
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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