新卒で海外就職を考えている人の中には、どうしてもヨーロッパで働きたいと考えている人もいるのではないでしょうか?
アメリカやアジア圏ではなくて、ヨーロッパで暮らしたいと思う人も多いかと思います。
47の国が集まっているヨーロッパで海外就職を希望するのであれば、どのような事に気をつけ就職活動をしていけば良いのかをご紹介します。
目次
ヨーロッパに海外就職!どの国へ行く?
漠然と「ヨーロッパに就職してみたい」と思っている大学生が多いのですが、実際にどの国を選びますか?
ヨーロッパと一言で言っても、47の国がそれぞれ隣接しています。
たとえ隣接している国でも、言語や文化も違えば働き方も違うのです。
まずは違いを理解することから始めてみましょう。
国選びが重要!
フランスやイギリス、スペインなど知名度の高い国で働きたいと思っている場合はネット上にも情報が溢れています。
しかし、フィンランドやベルギー、ポルトガルなどのそこまで知られていない国々で働きたいとなるとどうでしょうか?
国によって使う言語も違えば、税金や、働くスタイルも違います。
日本語以外にも英語で探せば情報は出てくるので、国選びはしっかりと調べましょう。
ワークスタイルや失業率も要チェック!
国によって、得意とする職種や分野も違えばワークスタイルも変わります。
日系企業じゃないと就職が難しい国もあれば、国家公務員資格を持っているとおすすめの国、接客業や観光業など日本語を使って働くのがおすすめの国など様々です。
景気もそれぞれの国によって左右されるので、失業率など経済も確認しておく必要がありますね。
JETRO(日本貿易振興機構)から発表されているEUとユーロ圏の失業率についての報告記事は参考になるのでおすすめです。
ヨーロッパそれぞれの国の失業率を見てみると、明らかに差があることがわかります。
定期的に更新されているので、チェックしておきましょう。
参照:JETRO
新卒で海外就職するための準備
では、新卒が海外就職するためにはどのような準備をしたらイイのか考えてみましょう。
これは、どの国行くのかに限らず共通して必要となってくる準備です。
しっかりと調べて、海外就職に備えましょう。
リサーチは徹底的に
まず、初めにする事と言えば「リサーチ」ですね。
特に調べもせずに、就職先の国を決めることもできませんし、企業を選ぶこともできません。
海外就職なので、日本語だけに頼るのではなくGoogle翻訳なども駆使しながら、英語の情報サイトにも目を光らせるようにしましょう。
生活環境や物価も調べよう
企業や働き方以外にも、忘れないで欲しいのが、その国のライフスタイルです。
- 交通手段は何があるのか?
- 住む環境はどうなっているのか?
- 街の雰囲気などもチェック(危険なエリアも覚えておきましょう)
- その国の物価はどうなっているのか?
海外就職するということは異国に住むという事になるので、念入りに調べておきましょう。
新卒で国内就職する場合と比べると、慎重に住居など住むエリアも選ぶのが理想ですね。
医療保険や年金はどうなる?
ヨーロッパは国によって、社会保障がしっかりとしている場所もあれば、日本と変わらないような国もあります。
あなたが選ぶ国は、どうでしょうか?
また、日本で支払ってきた”年金”はどのような手続きをした方がイイのかも調べておきましょう。
海外在住になる旨を伝え手続きをすれば、免除される場合もあります。
また、将来的に海外に永住する目的を持って新卒海外就職を目指すのであれば、その国の社会保障システムを調べておきましょう。
英語は必須!他の言語が必要になる事も!
そして忘れてはいけないのが、言語ですね。
英語は世界共通語なので、習得しておく必要があります。
国によって違いますが、アジア圏であればTOEIC700点、欧米圏であればTOEIC900は欲しいところです。
これが、アメリカであれば英語のみで構わないのですが、ヨーロッパの場合は最低限でも英語を話せるようにしておきましょう。
余裕があるのであれば、その国の母国語も習得しておくと新卒の海外就職活動で有利になります。
フランスであればフランス語、ベルギーであればオランダ語とフランス語、スペインはスペイン語、などと国によってかなり違ってきますね。
目指す、国が決まったら言語習得に向けて勉強を始めましょう。
専門スキルを磨いておこう
日本国内では、新卒就職は優遇されますが海外では違います。
働いた経験のない新卒に魅力を感じる人は少なく、その人自身が持っているスキルや魅力で判断します。
大学に在学中のうちに、自分の将来に活かせるような専門スキルを学び始めるのがおすすめですね。
留学していても英語習得のみにフォーカスしていた留学生と、専門スキルを習得した留学生では仕事オファーも全然違いましたね。
資格、バイト、ボランティアなど、専門スキルを学べる環境は国内でもたくさんあるので探してみましょう。
ビザの用意は忘れずに
そして、準備するものの中で絶対に忘れてはいけないものが「ビザについて調べる」事です。
なぜ、一番重要なのか?
それは、海外就職をする際に必ず必要になってくる「就労ビザ(もしくは労働ビザ)」は取得が難しいと言われているからなんですね。
就職先の企業によっては、ビザ取得のサポートをしてくれる会社もありますが、そこまでしっかりとサポートできない企業もあるんです。
ビザ取得が難しいので、海外就職の話も流れてしまうことも実際にあるので覚えておきましょう。
ビザ申請にどれだけ時間がかかるのか?必要な書類は何か?曖昧な情報ではなく、正確な公式の情報を探すことが大切です。
ヨーロッパ就職で使える求人サイト
国内大学の卒業時期など関係なく、採用しているのが海外就職の特徴です。
そのため、中途採用でも利用されている求人サイトを使ってみるのもおすすめです。
今回は、日本語で安心して利用できるサイトをご紹介します。
JACリクルートメント
画像参照:JAC Recruitment
JAC Recruitmentは国内大手の転職エージェンシー。
国内で大きく展開していますが、海外にも多く拠点を構えておりヨーロッパではイギリスに拠点を持っています。
おすすめできる理由
- 外資系、海外進出企業、駐在員など海外就職を希望する人に適した求人が多い
- アドバイザーがレジュメ(履歴書)のチェックや語学力のレベルチェックと習得サポートをしてくれる
- ハイレベルな求人が揃っている
海外で働きたい人や、国内で英語を活用して活躍したい人はJAC Recruitmentを利用しましょう。
新卒でヨーロッパ海外就職するべきなのか?
新卒で海外就職をするとなると、自分自身でしっかりと調べて挑む必要が出てきてしまいます。
ただ漠然と「ヨーロッパで働いたらかっこいいな」と考えているのであれば、一度立ち止まってしっかりと考えてみましょう。
専門スキル無しでは難関だが就職できれば、成長あるのみ!
「この国で、こんな仕事がしたい」そんな明確な目標がある方は、しっかりと準備と下調べをして海外就職に挑んでみてください。
ヨーロッパで海外就職をすると、グローバルな価値観や経験を育むことができる上に、生活水準が日本よりも高くなる可能性が高いです。
言語の習得と、専門スキルを身につけておくことで新卒の海外就職もよりスムーズに運ぶことができますね。
海外経験を積んで、さらにスキルアップしていきましょう。
日本企業で経験を積んで転職もあり
新卒で海外就職するには少しハードルが高いと感じた人もいるでしょう。
そんな人は、焦らずに日本で新卒就職するのも一つの道ですね。
その際に考えておいて欲しいのが、海外進出できる可能性がある企業選んだり、海外就職をするために必要なスキルを得られる企業を選ぶこと。
日本で働いていても、中途で海外就職することはできますので安心してください。
新卒でヨーロッパに海外就職したい時:まとめ
今回の記事で紹介したポイントはこちらです。
- ヨーロッパで就職するとはどういう事なのか?どの国を選ぶのかしっかりと考えよう。
- 希望する国について、生活環境、ビザの情報など下調べはしっかりとしよう。
- 言語習得に加えて、専門スキルを身に着ける事で海外就職も有利になる。
新卒でのヨーロッパ海外就職は、国内就職に比べるとハードルが高いの現状です。
しかし、即戦力を求めている海外企業では新卒、中途関係なくその人自身のスキルや経験値を審査されます。
新卒で海外就職を目指すのであれば、しっかりと準備を重ねて成功を掴みましょう。
注意点、手続き、就職活動に必要となる情報をまとめた記事一覧は下記リンク先から確認してみてください
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タイ中心に部屋で働くのが好きな人です。
【経歴】新卒ブラック社畜→ニート→海外就職+副業→週3リモートワーク→デュアルライフ(日本↔タイ)
人材業界のRACAとして計7年以上活動し、現在は事業会社のRPO(採用代行)や複業キャリア講師としてフリーランスで活動中。
35歳から副業で複数サイト運営しながら、2021年からタイで金融投資(米&全世界)を開始。
2031年からサイドFIRE予定です。
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