駐在も現地採用も海外就職希望者は減って行く傾向にあるようで。
産業能率大学 第6回「新入社員のグローバル意識調査」という
面白いデータを発見したので共有します。
同調査は15年度新卒新入社員に対しインターネットを使い7月末から8月10日にかけて実施。
831人から回答を得たとのことです。
海外で働いてみたいかどうかを尋ねたところ、「働きたくない」とする回答が63.7%(前回比+5.4㌽)で過去最高となりました。2007年度以前の調査と2010年度以降の調査で調査手法が異なることに留意が必要ですが、年々増加傾向にあることが分かります。働きたくない理由の上位3項目は「自分の語学力に自信がないから」(65.6%)、「海外勤務は生活面で不安だから」(46.9%)、「自分の仕事の能力に自信がないから」(31.2%)となり、語学への不安が海外で働きたくない最大の要因となっているようです。
新卒1年目という限定的な層ではありますが、近未来で将来を担う人材の6割が
海外で働きたくないと回答しているという事実。
私がここ最近までに知り合った方々は、年齢に関わらず海外志向が強い、
少なくとも海外に対して拒絶反応はしない方にしか会わないのですが・・・。
でも考えてみたら私の場合は、
2004年に初めて海外旅行に行き、
2010年頃から本格的に海外と関わる仕事を考え始め、
2012年から徐々に日本にいる時間が減り、
2013年以降は完全に海外にいる時間が長くなっているので、
会う人はかなり限定されてはいますからね。
色々と声が大きい人、人材会社、留学関連の会社が
「これからはグローバルだ!」
「いや、これからはグローカルだ!」
みたいなスローガンを掲げて啓蒙活動を頑張っておりますが、
まだまだ海外就職まで考えている人は少ない。
というか、このアンケートだと少しずつ減っているというね。
以前、タイに住む日本人が遂に6万人を超えましたよ~!でも書きましたけど、
実際に海外にいてリアルタイムで感じる部分としては、
むしろ働いている人は増えているくらいに思っていたのですけどね。
海外で働きたいという潜在的な思いの部分ではむしろ減っているんですかね。
とある留学関係の人曰く、
「海外では働きたくないけど、海外に関わる仕事には就きたい」
みたいな人は結構多いようですよ。
語学習熟が低い層ほど海外で働きたくない、関わりたくないという人が多いようです。
まぁ、それはそうでしょうね。
でもこれを見ると、英語が日常会話以上できる層でも50%以上が
海外で働きたくないと回答しているわけですね。
語学ができる云々だけが課題ではなくて、行きたくない人は行きたくないわけですね。
タイ語人気なさすぎ、ワロタw
このアンケートだと北欧や北米で働きたい人が多いみたいなので、
そうなると英語が1番に上がってきますよねぇ。
どのポジションをどのタイミングで狙いに行ってるのかわかりませんが、
今から0から学ぶならヒンディー語やインドネシア語のほうが圧倒的に面白い気がします。
じゃあ何でお前はタイにいるんだよって?
確かにタイの人口ボーナスは終わりますが、私が現役のうちは充分に魅力あるのかな、と。
タイプラスワンなんて言葉もありますが、安いコスト=生産拠点という意味合いではなく、
ASEAN統合後のハブ拠点の役回りということで面白いのではないかしら。
人も物も大きく動く時代ですなー。
あ。他にも統計数値は載っていますので、気になる方は下記よりどうぞ。
参照:第6回新入社員のグローバル意識調査
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