タイ就職、現地採用インタビュー 宮島麻衣(後編)




現地採用者としてタイで働く人へのインタビュー。第7回目(後編)はバンコクでメディア事業を営むDACOにて働いている宮島麻衣さんです。
 
タイ就職インタビュー(後編)では彼女がフリーランス時代からタイに来る経緯、タイでの仕事の探し方、仕事内容、そして将来について語っていただきます。
 
※前編はこちら⇒タイ就職、現地採用インタビュー 宮島麻衣(前編)
 
※2016年5月現在
<簡易プロフィール>
宮島麻衣さん 33歳 長野県出身。埼玉大学卒業
<職歴>
出版社⇒芸能事務所⇒出版社(フリー)⇒DACO(現在)

 
 

フリーランス⇒タイを選ぶ

13340873_289383878064172_808790736_o
フリーランスのお仕事もだいぶ楽しんでいたようですが、何故退職を?
直接の原因としましては、部署の大異動がありましたのでそれで離れることにしました。携わっていた雑誌がリニューアルになり、チームの皆が散り散りに異動になったんです。
 
フリーランスとして働いていたので、そのまま残るか契約を切って企画ごとに入るか否かの決断を迫られました。しかし私は社員でもないし、それならこの機会で離れても良いかな、と。その時は東京でも良いと思ったんですが、タイのバンコクに住んでみたいなと。
 
 
もともと海外志向だったんですか?
いえ。就職するまでは日本から一歩も出ないで一生を終えたいと思ってました(笑)興味がなかったし、ただ漠然と怖いっていうイメージがありましたね。ですが、最初に就職した出版社で海外取材でヨーロッパ等に行く機会も多かったので、自然と海外には興味がわくようになりました。
 
 
その中でタイを選ばれた理由は?
取材でちょうど1年前にバンコクに来て。もう直感でここに住みたい!と思ったんです。別に海外ならどこでも出たいというんじゃなくて、ピンポイントでバンコクに住んでみたい!って感じでした。
 
 

退職後の仕事探し⇒内定まで

skype-835470_640
どうやってお仕事は探しました?
編集の仕事がしたかったので、試しにネットで「バンコク 編集 求人」と打ったら編集者を募集していたんです。
 
 
編集。何をやっている会社なのですか?
バンコクに住む日本人向けフリーペーパーを発行している会社です。DACOと言います。
 
 
面接・採用はどのように進みましたか?
スカイプ面接を通して、内定を得ました。その後に職場見学どう?と聞かれたので、せっかくなので、バンコクまで見に行きました。
 
 
13278113_1137272862990394_1788196590_n
↑お問い合わせいただいた当時のキャプチャ
 
ちょうどその頃にうちにご宿泊していただいたんですよね
はい。バンコクの就職の体験談を見たいなと思った時に、バンコクで働いている人の記事を見つけまして、それで直接お話しを聞いてみたいなと。タコパで知り合いもできましたし。
 
現地採用で働いている人って普段は会うこともないので、その繋がりができたのは良かったです。今、食事会とか誘われても駐在の方が多いんですよ。現地採用に強いチャイカプさんならではだな、と思いました。
 
 
12986646_1110349895682691_1535522616_o
ありがとうございます。お部屋、どうでした?
もっと相室かと思ってたので、個室でびっくりしました。話も色々聞ける感じだし、あと思ったより自由でした。他の人に気をつかわなきゃいけないと思っていましたけど、シャワートイレも別だし快適でしたよ。特に女子は喜ばれるのではないでしょうか。
 
 

タイでのお仕事の様子

13324231_1143689819015365_1802566733_o
今はそこでどんな仕事をやっていますか?
フリーペーパーの編集です。一企画一担当制なので、自分のペースで作りやすいですね。日本の観光ガイドブックの編集手伝いもやっています(取材、原稿作成など)。DACOでは自分でライターをやるのが基本なので、編集の仕事が重なると大変です。
 
 
仕事での語学の使用割合はどうでしょうか?
日本語95%、タイ語3%、英語2%です。タイ人スタッフは日本語を話せる人がいるので、この割合ですね。
 
 
何か印象深いエピソードはありますか?やりがいや楽しさはどうでしょうか?
裁量があって、いい意味で完全お任せです。日本では上の人の許可がないと企画や写真も動かせないことが多いですが、こちらでは「任されたことは好きにやってみて」と言われます。もちろんそこに責任はありますけど、やりがいも大きいですよね。
 
結構夜遅くまでいますけど、(担当記事があると遅い時は深夜12時や日付変わるまで仕事をする時もある。)管理されていると感じていないから、辛いと思ったことはありません。やりがいもあるし、とにかくストレスなく毎日超楽しく働いてます。あと、社長が・・・ふふw
 
 
社長・・??
社長がめちゃくちゃ面白いんです。人生で1番面白い人かも(笑)本人はまっすぐ生きているつもりだけど、超斜め上をいっているんですよねぇ。飄々としているし、自分が社長なのに当事者というより、超俯瞰して見ているといいましょうか。
 
 
13313548_289383881397505_1597793852_o
なるほど。では、取材をしていて感じる楽しさって何でしょうか?
タイ人はサービス精神が旺盛だなって感じます。飲食店とかモリモリに料理を出してくれるんですよ。カレーを撮影していたら、人数分のご飯やドリンクも出してくれて。
 
あと、寛容ですよね。飲食店で写真撮影する時に、お客さんが写っちゃっても問題がなかったり。日本人と比べてSNS等に写真をあげられることへの抵抗感が少ないなぁって思います。
 
道のど真ん中で写真撮影をしていても避けてくれたり、文句も言わずに待っていてくれますし。その辺のおおらかさには感謝していますし、一緒にやっていて楽しさも増しますよね。
 
 
逆にやっててしんどいことはありますか?
タイ人スタッフに自分の意図を100%伝えるのは難しいですね。特にカメラマン。日本語ができるスタッフを通すか、「こういう絵をとりたい」と、絵をかいたりして伝えています。
 
あとは英語のメール返信でしょうか。本当に英語ができないので、メール1本返すのも時間がかかるので、それが少し苦痛なくらいですかね。
 
基本的に出社が10時なので、早朝にタイ語学校に通っています。7-9時の時間帯です。入稿前とか深夜まで働いたあとに早起きしなきゃいけないのは辛いですかね。
 
 
自分が海外で採用された理由や決め手は何だと思いますか?
編集経験と、女性目線。あとはやる気!なんだか社長とウマがあうんですよね。
 
 
やる気?やる気のアピールってどのようにしたのでしょうか?
入社前に企画を3つ出して下さいって言われましたが、10個以上提出しました。
 
 

タイでの生活について

13288677_289476528054907_1784930941_o
通勤はどうしてますか?
BTSスカイトレインを利用しています
 
 
給与はどうですか?
日本人向けのお給料もらえているので、不自由はないかなぁという感じです。むしろ会社にデキるタイ人の子たちが多いので、一生懸命やらないと申し訳ないなぁと思っています。
 
 
休日はどのように過ごしていますか?
タイ語学校に行ったり、友達とご飯いったり、YOUTUBE見たりしています。
 
 
タイにおける生活費はどの程度かかっていますか?
かなりざっくりですが、1ヶ月の支出は、
 
家賃・電気・水道:17,500B
携帯・インターネット:1,500B
タイ語学校:8,200B
食費:6,000~8.000B
服・マッサージ・美容院:1,000~1,500B
交通費:2,000B
 
合計で36,200B~38,200B(約10,9000~115,000円)くらいでしょうか。
 
 

タイ就職について

13321272_289473948055165_840005910_o
タイで働いていて気をつけたほうがいいと思うこと、大切だと思うことは何でしょうか。
タイ人の仕事観を尊重すること。タイ人が日本人より仕事ができないわけじゃなくて、仕事というものの捉え方が違うということを理解することではないでしょうか。日本に来ているタイ人を矯正するならまだしも、日本人が外来種なわけです。
 
そもそも育ってきている仕事感も違いますもんね。仕事のプライオリティがそこまで高くないです。お父さんが遅くまで働いて帰ってくるわけではないですし。ハッピーに働くことをメインとしていますからね。夕方に涼しくなったから、仕事抜け出してジョギングして帰ってくる人とかいるくらいなので・・・w
 
 
今後はどうしていきたいですか?
特に何も考えていません。いい歳なのに。でも、なるべく長くいたいとは思っています。仕事も順風満帆、生活も充実していますので。当面はまずDACOをナンバー1マガジンにすることが目標ですね。
 
ただ結婚して子供は産みたいです。ここまでずっと同じ職種で来ているので、多少ブランクが空いても最悪何かしらできる気はしています。
 
 
ご自身の経験から、海外に出て現地採用として働くことはどう思いますか?
私は毎日楽しいですけど、特に人に勧めようとは思いません。今、日本で活躍できて満足できているなら日本にいればいいし、無理に海外に出る必要もないでしょう。ただ、いざとなったときに「どこにでも住めるさ!」と思えるようになったのは財産かなと思います。
 
 
最後にタイ就職を考えている皆さんに向けてメッセージをお願いします。
考えて迷っているくらいなら来て働いてみたらよいのではないでしょうか。合わなければ帰りましょう。ただ日本で働くよりも楽とは思わないほうがよいですよ。
TVの煽りには惑わされずに。楽園みたいなイメージではなく、皆さんしっかり働いていますよ。
 
 

最後に

hirune
宮島さんはインタビュー中も人を惹きつけるような笑顔と対応をされる素敵な方でした。話を聞いていて強く感じたのは、自然体で仕事を本当に楽しんでいらっしゃるんだなということです。
 
同じ日本人(駐在も現地採用も両方)でも、人によっては仕事や会社の愚痴ばかりの人も少なくありません。組織に所属している以上、100%完璧な職場などはないでしょう。ただそれでも、自分が活きる環境へのトライとそのためのキャリア形成の努力は大事ですよね。
 
宮島さんのようにご自身で働きたい国が既に決まっている場合。そういう方は検索をつかって求人を探してみるのも良いでしょう。また、現地のローカル日系人材会社に登録してみるのもありです。
 
ただし、日本で有名でも現地では対応レベルや扱う求人が微妙という人材会社も多いので、ご注意下さい。個人的におすすめできる会社(というか、担当者)は数社ありますので、お問い合わせいただければご紹介いたしますよ。
 
まだ働きたい国が確定していない方。そういう方は、日本にいながら「世界ではどのような求人に需要があるのか?」そしてその場合の「自分に市場価値はどの程度あるのか?」を手っ取り早く無料で調べるためにも、人材系会社へ登録しておくことをおすすめしております。1社だけだと偏りもあるので、2~3社比べてみるのが良いですね。
 
▼タイを含めた海外就職を検討する際のオススメ人材エージェント
 
ビズリーチ
JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)
 
▼タイ在住者でインタビューされてみたい方、求人掲載をご希望の企業、これからタイ就職を検討されている方のお問い合わせは下記よりどうぞ。
 
お問い合わせ

投稿者プロフィール

チャイカプ
チャイカプ
タイ・バンコクにて海外で働きたい方(現地採用)向けのシェアハウスを運営中。1日~からの宿泊も可能です。管理人もバンコクで現地採用として就業中。住人×旅行者の交流もあります。タイの人材業界にもいたので、お手伝いできることも多いかと思います。ご質問等はこちらへhttp://thaisharehouse.com/contact

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でchai krap bkkチャイカプをフォローしよう!




3 件のコメント