タイ就職、現地採用インタビュー 椛澤かおり(後編)




現地採用者としてタイで働く人へのインタビュー。
第6回目は日系IT企業で働いている椛澤かおりさんです。
後編は彼女がタイで働きたい理由、現在そして未来について。
 
※前編はこちら⇒タイ就職、現地採用インタビュー 椛澤かおり(前編)
 
※2016年5月現在
—<簡易プロフィール>—————————————————————
椛澤かおりさん 33歳 東京出身。
—<職歴>————————————————————————–
フリーター⇒一般事務⇒社内SE⇒データサイエンティスト⇒SE(現職)
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タイで就職を決めるまでについて

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タイのおビズリーチさんなどの人材エージェントをインターネットで見つけて登録をして、紹介をしてもらった求人に応募しました。エンジニア系の求人だけをまとまって載せているところが少なかったので、ある程度絞って登録をしました。
 
 
海外の中でもタイを選ばれた理由はなんでしょうか?
よく聞かれることではありますが・・なんとなくなんです。昔からなんとなく東南アジア、その中でもタイが気になってました。イギリスは前回申し上げたとおり行ったことはありましたが、先進国なのでカルチャーショックのような刺激がないだろうなと思い、欧米は選択肢になかったですね。
 
だから(※1)RSSの登録も東南アジアのブロガーがたくさん入っていますね(笑)タイは自分がイメージする東南アジアに一番近い国だなと。
 
 
面接は何社くらい受けましたか?
人材会社を通じて紹介してもらった3社ですね。2社スカイプ面談をして、1社は社長がちょうど日本に来ていたので日本で面談をしました。今はその社長のところでお世話になっています。
 
 

タイでのお仕事内容

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何の事業を行っている会社でしょうか?
タイに進出している日経企業向けのSI会社です。
 
 
今はそこでどんな仕事をやっていますか?
在庫管理システムを手組みで作って開発しています。その障害対応をやっています。
 
 
仕事での語学の使用割合はどうでしょうか?
日本語9割 英語1割 タイ語0割ですね。
 
 
何か印象深いエピソードはありますか?やりがいや楽しさは?
タイに働きにきたのに、中国の会社のシステム開発をしたことですかね。中国支社があるのですが、中国とスカイプをして中国版のウィンドウズをインストールして、仕様書は中国語でもらって、それをタイで開発したりしていましたね。面白かったですね。そこそこ楽しくは仕事しています。
 
 
そこそこ?逆にやっててしんどいことはありますか?
不満はないですね。ただ、やりがいは少し物足りないかもしれません。日本語だけでほとんど仕事をしているので、語学の意味での大変さを味わっているわけではないです。あと必要とされる技術力が既にある知識でカバーできるものだったので、もうちょっと挑戦的なことがしたいと思っています。
 
技術力がそこまで高いとは思っていないので、このままでいいのかなという不安に近いかもしれません。あえてしんどいことをあげるならば、客先への通勤でしょうか。
 
 
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なるほど。通勤はどうしていますか?
自社出勤の時はBTSスカイトレインのみです。客先はほんとに遠いので、BTSと地下鉄のMRTとエアポートリンクで電車を乗り換えて、そこからタクシーで向かっています。
 
ただし、バイタク、ソンテウ、バス、などありとあらゆるバンコクの交通機関を駆使しています。工場が大通りから離れているので、バイクも来なくて通りがかりのトラックの荷台に乗っけてもらって帰ってきたこともあります。
 
 
給与はどうですか?現地採用はなにかと低いと言われますが・・・実際のところどうなんでしょう?
日本円で換算すると安いですが、タイは物価も安いので、まぁこんなものかなと。日本にいる時よりは余裕のある暮らしができています。でももっと欲しい!(笑)
 
 
休日はどのように過ごしていますか?
ふらふらと出かけるか、家で勉強しようと思いつつダラダラ過ごすかのどっちかが多いです。
 
 
恋愛事情について聞いてもいいですか?彼氏は??
彼氏はいません。結婚願望もないので、特に作りたいという気持ちはないですね。良い人がいれば付き合いたいですが、いなくても別に良いかなと・・・。1人でいることは好きなので、楽しく暮らせています。
 
 
自分が海外で採用された理由や決め手は何だと思いますか?
スキル的なマッチングと人間性(?) ですかねぇ、、、。面接した後にそのまま意気投合して社長と飲みに行ったくらいなので・・・(笑)
 
 
タイで働いていて、気をつけたほうが良いと思うこと、 大切だと思うことは何でしょうか。
のんびりした空気に慣れすぎて、他の国で使えない人材にならないようにはした方が良いかなと。大切かは分からないですけど、日本人としてのビジネスマインドは忘れてはいけないと思います。あとはタイ人を尊重することでしょうか。
 
 

将来。今後についてと、メッセージ

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今後はどうしていきたいですか?
自分でもよく分からず今考えているところです。でもまだ当分は海外にいたいとは思ってます。タイで働くことで、海外で働いた経験があるとか、海外の人をマネジメントした経験がつめるとしても、この国でエンジニアとしてのスキルがつめるとは思っていません。エンジニアとしてのキャリアを考えるなら技術的に進んでいる国に行ったほうが良いのかなとは思います。
 
しかし「そこに行かなければならない」とは思っていません。自分がこのままタイで暮らすことが合うのであれば、ここにいることもベストな選択になりえると思っています。キャリアパスに正解はないし、自分がどうしたいかが大事ですよね。まぁ私自身の正解がまだ分かっていませんので、模索しながら生きている感じですよ。
 
 
ご自身の経験から、海外に出て現地採用として働くことはどう思いますか?
自分の世界が広がるし、日本では出来ない経験が積めると思います。ただそれを今後の強みにするには、それなりの努力が必要かなと。
 
 
最後にタイ就職を考えている皆さんに向けてメッセージをお願いします。
後悔のない選択を!ですかね。私は最初に海外就職を検討しはじめてから約8年近くかかりました。しかし、もし8年前の当時にタイに来ていたらコールセンターで働くという選択肢しかありませんでした。
 
勢いで海外に行くのもよいですが、本当に自分がやりたいことを見失わないほうが良いのかなと思います。
 
なので「絶対に海外に出たほうが良い」、とは思いません。来たいなら今すぐに来れば良いというのも違うと思います。私は年は経ってしまいましたが、給料も含め、今のタイミングでエンジニアとしてこれたのが良かったです。
 
「行きたい!」で勢いで来るのもよいけど、本当に自分がやりたいことは何か?を見失わないのも大事だと思います。
 
 

インタビューを終えて

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フリーターとして経歴をスタートしたかおりさん。与えられた目の前の仕事をこなしつつ、指示されたわけでもなく自ら工夫をこらし、生産性をあげる。そして自身でも就業後に勉強をしてスキルを上げ、自らのキャリアの幅を広げている、そんな努力家の方です。業務に関連のある範囲で自ら工夫をして業績に貢献する姿勢はすばらしいですよね。
 
日本で働いていれば、それこそ有象無象のキャリアパスや成功例が見つけられると思います。しかしながら海外就職、現地採用としてのキャリアパス、成功の道の模範があるわけではありません。
 
彼女も言っていましたが、それだけに模索しながら生きることが大事ですよね。自分の幸せの道は他人が教えてくれるものではないし、真似すれば良いってわけでもありません。日々の目の前の仕事を頑張りつつ、それと平行して先を考え、そしてしっかり思考する時間を作るのも大事だなと思いました。
 
 
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↓かおりさんが海外就職をする際に検討、登録をした人材エージェント例
 
会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』
JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)
 
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※前編はこちら⇒タイ就職、現地採用インタビュー 椛澤かおり(前編)
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タイで働く日本人(現地採用)の 給料。月給いくらもらえるのか。

投稿者プロフィール

チャイカプ
チャイカプ
タイ・バンコクにて海外で働きたい方(現地採用)向けのシェアハウスを運営中。1日~からの宿泊も可能です。管理人もバンコクで現地採用として就業中。住人×旅行者の交流もあります。タイの人材業界にもいたので、お手伝いできることも多いかと思います。ご質問等はこちらへhttp://thaisharehouse.com/contact

 

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