タイ就職、現地採用インタビュー 奥平 浩二郎さん(後編)




現地採用者としてタイ・バンコクで働く人へのインタビュー。
奥平さんの記事(後編)です。

 
前偏はこちらをご参照下さい。
 

 
 
 
プロフィール
genchisaiyou interview
※2014年7月現在
 
—<簡易プロフィール>—————————————————————
奥平 浩二郎さん 28歳(2014年)、東京大学理学部卒。
—<経歴>————————————————————————–
2009年4月に新卒としてパソナキャリア(http://www.pasonacareer.jp/)に入社。
再就職支援、人材紹介事業部を経て2013年1月よりパソナタイランドにて現地採用として勤務。
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・現在の仕事で苦労していることは何でしょうか?
色々ありますが・・・文化、常識の違いでしょうか。情報の伝え方、伝えるものの細かさ具合とか。
意図と違うアウトプットが出てきたり、そもそもやってないとか、報告がないとかはよくありました。
「こう言ったよね?」と聞いても「なんのこと?」という顔したり。そこは大変ですね。
  
仕事の価値観も全然違います。売上と利益を上げるから給与が上がる、成果の対価で報酬がある、
という概念をもっている人が少ないです。オフィスにいればお金をもらえると思っている人が多いですね。
なので正論で改善点などを指摘しても、単純に不満を言われて終わる。
言ってることのロジックよりも仲良くなったやつのいう事聞く、みたいな傾向がある気がします。
  
仲良くない段階で正しいことを言っても、全くだめで。
個人差は勿論ありますが、、、
多分失業率も関連してると思います。
ですので、来たばかりの頃は誰にもその状況を共有できない辛さはありましたね。
   
kaigaishushoku Interview3
・仕事でのやりがいはどうですか?
英語、マネジメント、立ち上げ経験等、学べること・やりがいは色々あります。
その中でも文化の違いというか、日本の価値観を相対的に見れるようになったのは良かったですね。
サービス残業で長く働くのが普通じゃないんだな、と。
  
当たり前に家族を大事にして、身近な人のために時間を取るし。
仕事も休んだり。もちろんよくない部分もあるかもしれませんが、
人として考えたら当たり前だよなぁと。
  
あと日常生活で言えば、このくらいのサービスはあるだろう、と思っても出てこないとか。
サービスレベルや物事への期待値、それを求めるならきちんと意思を伝えるとか
対価を払う必要があるというのが実感できました。
違う環境で育った人は違う期待値やサービスレベルを持っていますので。
  
グローバル人材とか、最近よくwebの記事があったり、本が出てたりもしますが・・・
心構えとして書くのは良いと思うけど、大事なモノは経験しないと分からないことがある、
ということを伝えるべきだと思います。
  
いわゆる日系企業の「本社が理解してくれない」という問題も、そこかなと。
一般的な知識とかその本社の人の別の経験を基に話そうとしてはダメで。
経験しないとどうしても分からないことがあるということもわかっているのかなーと。
  
それがないと「俺の経験上」もしくは、
「一般論ではお前の言ってることは間違っているからこれはやめろ」、となる。
分からないことがあるということを理解していれば、
 
「なるほど、お前は経験を通してこういうふうに感じるところがあるのだな、と。それは分からなかった。」
 
という風に理解してくれるかもしれないし。
というかもっと現地側に明快な権限委譲をしろという話ですが。笑
   
kaigaishushoku Interview2
あとグローバル人材は尊敬が大事とか文化を理解しろとか言うけど、表面的だなと感じることがあります。
自分自身もタイに来る前は、相手を尊敬しよう、相手の文化を理解することが大切だ、
みたいに考えていましたが。
  
ただ、「俺は他人を尊重・尊敬しないぞ」とか、「ぶっきらぼうに扱ってやる」とか、
最初っからそう考えている人は、日本人だったらあまりいないのではないでしょうか。
問題は実際に経験してみると、違う常識や文化を受け入れるということはそんな簡単なものじゃないですよ、と。
イライラが半端ねーぞと(笑)
  
その超イライラ・ストレスフルな経験にめげずに、
この国の人達はこういう場面ではこう感じるんだということを学んで、
はじめて理解でき、受容できるんだと思います。そこまで踏み込んで語らないと、
事前の心構えとしてはあまり意味がないのでは?という違和感を感じます。
  
各国に赴任してみて、マジふざけんな、これはありえないだろ、と思った経験談・グチまとめ本(国別)
みたいなものを作ってもらって、それを読んだ方がよっぽどリアル感があるなと思います。(笑)

   

・ご自身の仕事における語学の利用率はいかがですか?
 
59% 日本語、
40% 英語
1% タイ語
 
でしょうか。

   

・仕事を離れまして、日常生活もお聞きしたいです。ぶっちゃけ、どんな暮らしぶりですか?
家賃(1万6000バーツ)です。間取りは8~10畳くらい?でしょうか。一人部屋にしては広いです。
ベッドもクイーンかキングといった大きいものです。
飲みにいったりもしますが、毎月3~4万バーツ(家賃込み)で生活できていますね。
旅行と食事代くらいです。物はあまり買わないですね。屋台が好きなので、屋台で食事することは多いです。
 
※取材当時の1バーツは約3.1円(2014年6末)

   

・給与が下がることについては気にしなかったのですか?
給与についてはあまり真剣に考えていませんでした(笑)お金は目的でないのですが、
まぁあるとすれば将来的にはとってもお金持ちになれるだろうという根拠のない自信がありました。
ていうか、今もあります(笑) 結婚をしていないからこんな軽薄なこといえるのかもしれませんが。
   
・今後のキャリアや生活はどうお考えですか?
また改めて自己分析中です。今後どうしていきたいか。
ただ30歳くらいで結婚して子供できたらな~とは思っています。

 

・最後に何か一言
中途半端な気持ち、ネガティブな理由で海外に来るのは辞めたほうが良いと思います。
日本のこういうところが嫌だから海外に行く、とか。
ある程度目的が明確で「日本でこういうことをしたいけど、海外でこういうこともしてみたい、
選択肢がある中で迷っています」という人はエイヤ!で来ても大丈夫かと思います。
  
そうではなくて、「私(僕)の生きるところは日本ではないんだ、海外行けばきっと変わるはずだ」という
気持ちの人は辞めたほうが良いです。
海外だからといって、すごく良いことばかりでもないし。むしろストレスも多いし。
  
小さい頃に海外に住んでいて、こちらの方が肌に合うんですという人などは
実際に知っているので別と思いますが。
何も知らないのに憧れだけで、「私に日本は合わないんだ」という人は難しいと思います。

   

インタビューを終えて
話しをしていて価値観や文化の相違、苦労している点など
まさに私も体感していることなので非常に共感ができました。
  
ちなみに物事への期待値というエピソードで1つ。
この日のインタビューはカフェで行いました。我々はコーヒーを頼んだのですが、
「甘さ控えめで」というのを言い忘れまして、非常に甘いブラックコーヒーが出てきました。
コーヒーとして提供されるモノの期待値がまさにずれました(笑)。
  
奥平氏は改めて甘くないのをくださいと伝えたものの、またも甘いのが提供される(笑)。
僕はそこで妥協して甘いのにしちゃいましたが、しかしそれでも奥平さんはあきらめずに再度要望し、
無事に甘くないコーヒーをいただいていました。
  
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投稿者プロフィール

チャイカプ
チャイカプ
タイ・バンコクにて海外で働きたい方(現地採用)向けのシェアハウスを運営中。1日~からの宿泊も可能です。管理人もバンコクで現地採用として就業中。住人×旅行者の交流もあります。タイの人材業界にもいたので、お手伝いできることも多いかと思います。ご質問等はこちらへhttp://thaisharehouse.com/contact

 

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